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米越外相 中国試験飛行で対応を協議
1月7日 10時43分

米越外相 中国試験飛行で対応を協議
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南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で、中国が造成した人工島の飛行場に民間機を着陸させた問題について、アメリカのケリー国務長官とベトナムのミン副首相が電話で会談し、中国の行動に懸念を示すとともに、アメリカがベトナムの海洋監視能力の強化に向けて協力することで一致しました。
中国国営の新華社通信によりますと、中国の民間機2機が6日、南部の海南島の空港を離陸し、およそ2時間後に南沙諸島にあるファイアリークロス礁で人工島を造成して建設した飛行場に着陸したということです。
その後、民間機2機は海南島に戻り、試験飛行は成功したということで、新華社通信は、「新たな飛行場が民間の大型旅客機を安全に運航できることを今回の試験飛行が証明した」と伝えています。
この問題について、アメリカのケリー国務長官とベトナムのミン副首相兼外相が6日、電話で会談しました。アメリカ国務省によりますと、会談の中で双方は、中国の行動が地域の緊張を高めているという認識で一致するとともに中国が南沙諸島の人工島を軍事利用する可能性に懸念を示したということです。
また、アメリカがベトナムの海洋監視能力の強化に向けて協力することで一致したとしています。南沙諸島では、ベトナムのほかフィリピンなどが領有権を主張していて、アメリカは中国に一方的な行動を控えるよう求めていますが、中国は海洋進出の動きを強めています。

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