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マーシャル諸島外相 核廃絶の必要性訴え1月7日 9時34分
北朝鮮が水爆実験を行ったと発表したことについて、冷戦時代、ビキニ環礁を中心に67回にわたってアメリカの核実験が行われ、現在も多数の住民が健康被害に苦しむ太平洋のマーシャル諸島のトニー・デブルム外相は、NHKの取材に対し、「すべての核兵器の即時撤廃に向け、世界が動くべき切実な理由がまた1つできた」と述べ、核廃絶の必要性を訴えました。
マーシャル諸島は、核兵器を保有、または保有するとされる北朝鮮を含む9か国が核軍縮に向けた交渉に積極的に取り組まないのはNPT=核拡散防止条約に違反するとして、おととし、核軍縮交渉を進めるよう求める訴えを国際司法裁判所に起こしています。