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内戦のシリア 飢餓で死者相次ぎ支援求める声1月7日 8時20分
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内戦が続くシリアでは、食料や燃料の輸送が滞り、住民たちが飢えに苦しんでいて、戦闘で包囲された首都近郊の町では先月、子どもなど23人が飢えによって死亡し、支援を求める声が上がっています。
内戦が続くシリアでは、今月下旬に行われる和平協議を前に、各地で戦闘が激しくなっています。このうち、首都ダマスカスから北西に30キロほどの町マダヤでは、半年にわたってアサド政権の政府軍が反政府勢力の包囲を続けているため、食料や燃料の輸送が滞っていて、イギリスに拠点を置く人権団体は、この地域に住むおよそ4万人の市民が飢えに苦しんでいるとしています。
地元の当局によりますと、先月だけで23人が飢えによって死亡し、このうち6人が子どもだったということです。
こうした状況を受け、飢えに苦しむ人たちへの支援を呼びかけるため各地でデモが起きていて、シリア北西部のイドリブでは、住民たちが支援を呼びかけるメッセージなどを書いた横断幕や紙を持って行進しました。
国連によりますと、戦闘などによって包囲されている地域で、飢えに苦しんでいる人はシリア全体でおよそ40万人いるということです。こうした地域では、食べ物の値段が急騰し、米1キロが100ドル(日本円でおよそ1万2000円)に上っている所もあるということで、内戦下で暮らす住民たちは厳しい状況に置かれています。
地元の当局によりますと、先月だけで23人が飢えによって死亡し、このうち6人が子どもだったということです。
こうした状況を受け、飢えに苦しむ人たちへの支援を呼びかけるため各地でデモが起きていて、シリア北西部のイドリブでは、住民たちが支援を呼びかけるメッセージなどを書いた横断幕や紙を持って行進しました。
国連によりますと、戦闘などによって包囲されている地域で、飢えに苦しんでいる人はシリア全体でおよそ40万人いるということです。こうした地域では、食べ物の値段が急騰し、米1キロが100ドル(日本円でおよそ1万2000円)に上っている所もあるということで、内戦下で暮らす住民たちは厳しい状況に置かれています。