関取最年長 安美錦が７年ぶりの金星

1月12日 22時05分

中入り後の主な勝敗です。

逸ノ城に大関・照ノ富士は、逸ノ城が寄り切り。逸ノ城は初白星です。膝のけがを抱える照ノ富士は「痛みより怖さで１００％の力を出し切れない」と、初黒星を喫してもさばさばした様子でした。

大関・稀勢の里に宝富士は、稀勢の里が寄り切り。

栃ノ心に大関・豪栄道は、栃ノ心が寄り切りで勝ちました。豪栄道は初黒星です。

大関・琴奨菊に嘉風は、琴奨菊が寄り切り。琴奨菊は大関でただ１人、３連勝、「どしっと勝てている」と手応えを口にしました。一方、完敗の嘉風は「やっぱり上で勝つのは大変。研究されているんですかね」と大関の壁を感じていました。

松鳳山に横綱・白鵬は、白鵬が寄り切り。白鵬は厳しい相撲で１１日に日馬富士を破った松鳳山を圧倒しました。松鳳山は２日連続の金星はならず、「横綱は絶対に自分を中に入れさせない感じだった。そこまで自分の左を警戒していたってことでいいんじゃないですか」と悔しさをにじませていました。

横綱・日馬富士に碧山は、日馬富士が寄り切りで勝ちました。

横綱・鶴竜に安美錦は、安美錦が押し出しで勝ちました。関取最年長、３７歳の安美錦は、当たったあとのはたきで横綱の体勢を崩し、７年ぶり８個目の金星を挙げました。安美錦は鶴竜からの金星は初めてで「やっと横綱全員からとれた。満足。ＫＹ、金星やったね、だね」と笑顔でした。鶴竜は３日目で土がつき、「立ち合いが完全に失敗。遅れて流れが悪くなった」と悔やんでいました。