Percy.B.Shelley
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【詩人紹介】
パーシー・B・シェリー(Percy. B. Shelley :1792〜1822)
イギリスロマン派詩人。サセックス生まれ。社会制度の矛盾を突いたり、革命思想を持ち、匿名で出版物を出したこともあり、大学を追放される。自由を熱望し、ダイナミックな詩が多い。
−Music−
Posthumous Poems(1824) より
Music Music, When soft voices die, Vibrates in the memory―― Odours, when sweet violets sicken, Live within the sense they quicken. Rose leaves, when the rose is dead, Are heaped for the beloved's bed; And so thy thoughts, when thou art gone, Love itself shall slumber on. |
読みやすい詩なのですが、難解です。形からすれば感覚で覚えたものは、それがなくなっても自分の中で生き続けるというものなのでしょう。では、愛そのものがまどろむというのは生き続けるというプラスの意味にとらえているのでしょうか。そうではなく、行き場を失った私の愛が沈滞してしまうようにも感じます。いや、thy は you の意味(2人称)だから、あなたの(私への)想い?ということにもなってなにがなんだかさっぱり。お手上げです。 |
音楽 音楽は、やさしい声が嗄れてしまっても、 記憶の中に響いている―― 香りは、かぐわしいスミレがしぼんでしまっても、 活気づいた感覚の中で生きている。 バラの花びらは、バラが枯れてしまっても、 積み重ねて最愛の人の床になる。 だから君がいなくなっても 愛そのものがまどろむだろう。 |
【文献案内】