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岡大元教授 解雇無効求め提訴
岡山大学薬学部の教授2人について岡山大学は大学の人事をめぐって刑事告訴や記者会見を行うなどしたことは適性を欠いているとして解雇しました。
2人の元教授はこれまで医学部の論文に不正があるとして告発を続けていて、「刑事告訴はしておらず解雇権の乱用だ」などとして解雇の無効を求める訴えを岡山地方裁判所に起こしました。
解雇されたのは岡山大学薬学部の元学部長、森山芳則元教授と榎本秀一元教授の2人でこれまで医学部の論文に不正があるとして告発をする一方大学はおととし9月、部下の教員にハラスメントを行ったとして、2人を停職9か月の懲戒処分にするなどしていました。
解雇を受けて12日は岡山大学と森山元教授双方が記者会見しました。
岡山大学は論文に不正はなかったとした上で2人が大学の人事を公務員の職権乱用として告訴状を出したり記者会見を行ったほか、大学が論文の調査中に論文不正があったと記者に情報提供を行うなど大学の名誉や信用を傷つけ大学教授に必要な適性を欠いているとしています。
このため学内の人事に関する委員会で教員についての適格性を審査し12月28日に2人を解雇したと説明しています。
これに対して2人は「刑事告訴はしておらず、解雇は合理的な理由がなく解雇権の乱用だ」として解雇の無効などを求める訴えを12日、岡山地方裁判所に起こしました。
森山元教授は記者会見で「不正と告発した論文についての大学の調査は結果を曲げて白判定とするもので、大学は解雇によって不正の追及を終わらせたいのではないか」と述べました。
01月12日 21時04分