滝沢卓
2016年1月12日19時52分
NHK経営委員会の浜田健一郎委員長は12日、NHKや子会社で不祥事が相次いでいることについて、「痛恨の極み。グループ全体で受信料で支えられている自覚が欠如しているのかなと思う」と話した。この日の経営委員会で、アナウンサーが危険ドラッグを所持した疑いで逮捕されたことや、子会社で起きた着服問題で新たに社員1人が不正をしていたことの報告をうけ、「グループ経営について抜本的な改善策を早期に策定し実行すること」を籾井勝人会長ら執行部に求めたという。
また経営委は、過去最大規模となる事業収入7016億円のNHK2016年度予算案を議決。浜田委員長は執行部に「しっかり説明責任を果たし、国会で全会一致で承認されること」も求めた。予算案は同日、高市早苗総務相に提出。今後国会で審議される。(滝沢卓)
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