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 12日午後、長野、福島両県のスキー場付近で、外国人客が相次いで遭難した。両県警によると、フィンランド人とオーストラリア人計12人が一時戻らなかったが、福島で遭難したオーストラリア人の男女6人は夜になって保護された。

 午後2時半ごろ、長野県野沢温泉村豊郷の野沢温泉スキー場から「客の6人がコース外滑走をして身動きが取れなくなった」と飯山署に届けがあった。県警ヘリが、山林の斜面にいる6人を発見し、無事を確認した。署によると、いずれもフィンランド人男性。別の場所にいた友人に電話で「急な斜面を下って引き返せなくなった」と説明した。県警は13日、ヘリで救助に向かう予定。

 午後4時半ごろには福島県北塩原村の裏磐梯猫魔スキー場の従業員から「オーストラリア人6人が遭難したようだ」と110番通報があった。約6時間後、県警や消防が6人を発見。いずれもけがはないという。