北朝鮮の穏健派書記、消された?=核実験に反対か−韓国紙
2016年1月9日(土)14時39分配信 時事通信
北朝鮮の金養建労働党書記=2007年11月(AFP=時事) [ 拡大 ]
【ソウル時事】9日付の韓国紙・京郷新聞は、昨年12月に交通事故死したと発表された金養建労働党書記(統一戦線部長)について、穏健派の金氏が核実験に反対し、強硬派によって「除去された」のではないか、という疑惑が再浮上していると報じた。
金養建氏の暗殺・粛清説は、事故死発表直後にもささやかれたが、金正恩第1書記を委員長とする国家葬儀委員会が設置され、国葬が営まれたことから、いったん収まった。
しかし、公式発表によれば金養建氏が事故死したのは12月29日で、北朝鮮が実験の準備を急いでいる最中だった。金第1書記は同月15日に実験の最初の指示を出し、今年1月3日、最終命令に署名している。京郷新聞は「軍部など強硬派と対立し、事故を偽装して暗殺された可能性もある」という臆測を伝えた。
金養建氏の暗殺・粛清説は、事故死発表直後にもささやかれたが、金正恩第1書記を委員長とする国家葬儀委員会が設置され、国葬が営まれたことから、いったん収まった。
しかし、公式発表によれば金養建氏が事故死したのは12月29日で、北朝鮮が実験の準備を急いでいる最中だった。金第1書記は同月15日に実験の最初の指示を出し、今年1月3日、最終命令に署名している。京郷新聞は「軍部など強硬派と対立し、事故を偽装して暗殺された可能性もある」という臆測を伝えた。