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あさが来た 広岡浅子の手紙など展示 東京
1月12日 16時36分

あさが来た 広岡浅子の手紙など展示 東京
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NHKの連続テレビ小説「あさが来た」の主人公のモデルとなった広岡浅子が、女子大学の設立に向けて関係者に出した手紙などを集めた展示が12日から東京・文京区で始まりました。
広岡浅子は連続テレビ小説「あさが来た」の主人公「あさ」のモデルとなった人物で、明治時代を中心に活躍した女性実業家です。
大阪の両替商に嫁いだ浅子は、経営難に陥った商売を立て直し、炭鉱経営や銀行設立に乗り出し、生命保険事業の創業にもかかわりました。
一方で、浅子は当時の男尊女卑の風潮を変えるべく、女性の教育にも力を入れ日本で初めての女子大学となった日本女子大学が設立される際にも、資金集めを担うなど全面的に協力しました。
文京区にある日本女子大学では、浅子が大学の設立に向けて関係者に出した手紙などを集めた展示が12日から始まり、大学の設立者の成瀬仁蔵に宛てた20通の手紙などが公開されています。
手紙では、大学設立に向けて関西で資金集めをした際に金を出し惜しみする実業家に対して苛立ちの気持ちを感じていることや、「1度決めたことはほかの意見には流されない」とみずからの信念を貫く強い意志が表現されています。
板橋区から訪れた坂本富恵さんは(66歳)、「ドラマが大好きで毎日欠かさず見ています。行動力や先を見通す力、決して諦めない姿勢などが広岡浅子の魅力だと思います」と話していました。
また、日本女子大学成瀬記念館の岸本美香子学芸員は、「自分の商売だけではなく、女子大学の設立の時にも壁にぶつかりながらどうやって道を切り開いていったかということが手紙を通して伝わってくると思う。現代を生きるわれわれにも勇気を与えてくれる人物だ」と話していました。
この展示は3月4日まで日本女子大学の成瀬記念館で開かれています。

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