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中国 人権派弁護士などを相次いで逮捕
1月12日 22時50分

中国当局に拘束されていた人権派弁護士などが、相次いで「国家を転覆しようとした疑い」などで逮捕されていたことが分かり、中国当局としては、市民の権利を守るよう訴える活動を抑え込むねらいがあるものとみられます。
中国では、去年7月以降、各地で人権問題などに積極的に取り組む弁護士や、弁護士事務所で働くスタッフなど、200人以上が一時的に連行されたり、拘束されたりして、警察の調べを受けました。
中国の人権活動を支援するインターネットサイト「維権網」によりますと、このうち、半年にわたって拘束が続いていた北京の周世鋒弁護士や同僚の弁護士、それに、ほかの弁護士事務所のスタッフの女性など、合わせて6人が、今月8日から9日にかけて、「国家を転覆しようとした疑い」などで逮捕されたということです。
周氏らの事務所について、国営の新華社通信は、去年7月、「政府に対する不満を扇動した」などとして、中国公安省の指揮の下、摘発を行ったと伝えていました。
人権派弁護士は、中国政府に対して不満や憤りを抱えながらも、聞き入れてもらえない市民から支持を集めています。
中国当局としては、今回、人権派弁護士らを逮捕することで、政府に批判的な活動や一般の人たちの市民の権利を守るよう訴える活動に厳しく対処する姿勢を示し、抑え込むねらいがあるものとみられます。

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