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トルコの観光地で爆発 25人死傷
1月12日 20時59分

トルコの観光地で爆発 25人死傷
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トルコ最大の都市イスタンブールの旧市街にあり、観光客が多く訪れるモスクの近くで、12日、大きな爆発がありこれまでに10人が死亡、15人がけがをしました。トルコ政府はシリア人による自爆テロとの見方を明らかにしました。
トルコ最大の都市イスタンブールの旧市街で現地時間12日の午前10時半ごろ、大きな爆発がありました。
地元の当局によりますと、この爆発でこれまでに10人が死亡したほか、15人がけがをしたということです。
トルコ政府によりますと死者の多くは外国人だということです。
地元メディアは爆発に巻き込まれた中にドイツ人やノルウェー人、それにペルー人が含まれていると伝えています。
イスタンブールにある日本の総領事館によりますと、今のところ、日本人が巻き込まれたという情報はないということです。
爆発を受けてトルコのエルドアン大統領は首都アンカラで行った演説の中で、「シリアと関わりのある人物による自爆テロだ」と述べ自爆テロとの見方を示しました。
また、トルコの副首相は記者会見をして、実行犯は1988年生まれのシリア人だと明らかにしました。
現場は旧市街の歴史的建造物がたち並び、世界遺産に登録されている地区にあり、観光客に人気の「ブルーモスク」の通称で知られるイスラム教のモスクに近い広場です。
トルコでは去年10月、首都アンカラで過激派組織IS=イスラミックステートが関わる自爆テロで100人以上が犠牲になったほか、トルコ政府と対立するクルド人武装組織と治安当局の衝突が各地で相次いでいます。

トルコでテロ事件相次ぐ

トルコでは、去年10月に首都のアンカラで100人以上が犠牲となる爆弾テロが起きたほか、先月にも最大都市イスタンブールの空港や駅の近くでテロとみられる爆発が相次ぐなど治安が悪化しています。
去年7月、トルコ南東部のシリアとの国境に近い町スルチで爆発があり、集会で集まっていたクルド人の若者ら30人以上が死亡しました。
また、去年10月にはトルコの首都アンカラで、政府軍とクルド人武装組織の和平を訴えるデモが行われていた際、男2人が自爆し、100人以上が死亡するトルコ史上最悪のテロ事件が起きました。
トルコの検察当局は、自爆した2人の男が過激派組織IS=イスラミックステートと関わりがあり、スルチでの自爆テロを実行した組織に所属していたと発表しました。
そして、先月も最大都市のイスタンブールの鉄道の駅の近くや、空港に止まっていた旅客機の近くでテロとみられる爆発があり、死傷者が出ました。
トルコは去年7月からISに対して、シリア国内で空爆作戦を始めたほか、クルド人の権利拡大を求めるクルド人武装組織への軍事作戦も強化していて、報復によるテロの増加など治安が悪化しています。

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