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相殺する幸福と不幸の末路

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恋は雨上がりのように 4巻 あらすじ・感想・ネタバレあり

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おすすめのまんが 恋は雨上がりのように 4巻 あらすじ・感想・ネタバレあり

読者のみなさま、ごきげんよー

同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです

 

発売日を待ち遠しく思い、発売日当日に買ったマンガは久しぶりです

というわけで、超絶おすすめのまんが、女子高生と冴えないオジサンの純愛物語

「恋は雨上がりのように」第四巻の感想になります

 

 

あらすじ

空前の【恋雨】ブーム降り止まず!第4集!

陸上部の親友・喜屋武との間に起きる摩擦。

店長がかつて抱いた夢――

 

思春期の少女と思秋期のおじさん

立ち止まったままの2人。

その想いの行方は・・・!?

今、17歳の夏が過ぎゆく――

 

【編集担当からのおすすめ情報】

切なく甘酸っぱく 透明感溢れる

少女の恋愛慕情に、今や日本中が虜!

2015年を代表する

メガヒット恋愛漫画、待望の最新刊!

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください

OKな人は下へスクロールください

 

 

 

 

 

 

 

 

前の巻からの引きは、最高の形で結実した

前巻で店長のアパートを訪れていたヒロインのあきら

この二人はこの後に、どうなるのだろう?

そればかりが気になっていました

 

そして、ヒロインの口から綴(つづ)られる飾る余裕のない剥き出しの感情

それが、店長にきちんと届いたことが、見ていて嬉しかったです

 

「本当に俺は大した人間じゃないんだ」と口にしていた店長が

相手からの好意を喜ぶよりも前に驚いたり恐縮してしまっていた店長が

もう若くないからと繰り返していた店長が、

それでも、相手の叫びに応えたのですから

 

動くつもりもなく、もう動けなくなってしまったと自称していた人を

突き動かしてしまったほどの大きな感情というのは

まさしく、本物なんだと思います

 

そして、店長が踏み出したあれだけに迷いながら踏み出した一歩が、

いったい、どれだけの幸せをくれたのか、

恍惚(こうこつ)とした表情から教えてもらったのは、

きっと、そのほんの一部なのだろうと思うだけでたまらないです

 

計ることすら許されないほどの途方もない熱量が、

抱きしめたあの瞬間には、たしかに二人を包んでいたと思います

その余熱でどちらも風邪をひいてしまうほどに

 

本当に、あのシーンを見ただけでも前巻から待っていたかいがありました

あのワンシーンだけで、もう最高でした

 

台詞のない部分にも、声にならない声や言葉や思いがあふれている

小説でも行間を読むなんて言葉が使われていますが、

無言の中での描写が、ひたすらに素晴らしいです

 

  • 店長に感謝していると伝えられたときに流れた涙
  • 店長に抱きしめられたときに戸惑いながらも抱きしめ返す腕
  • そのときのことを自分の部屋でもう一度思い出す顔

 

台詞はない、でも、感情は痛いほどに伝わってくるし

どれだけ嬉しいのか、どれだけ幸せなのか、どれだけ満たされたのか

読んでいるだけでもしっかりと伝わってくるのです

 

文字もなく、吹き出しもなく、ただただ、絵だけで見せる世界

それをどれだけ楽しめるかが、この作品を楽しめるかのポイントだと思います

 

心を映すように描かれたキャラの微細な変化と、

そのときの胸中を考えるだけで何度でも楽しめますね

 

それと、言葉が足りないところもいろいろ想像出来ていいですね

個人的に一番好きなのは、このシーン

「まぁ、橘さんは器用だからすぐ覚えちゃいそうだね」

「え…あたし器用ですか?」

「だってメールの返信とかすごい早いじゃない。

 俺なんて指がうまく動かなくて…」

「…それは器用とかじゃないと思います」 

もう携帯を前にメールがこないか正座して待機してる、

そんなあきらの姿が見えそうですよね

メールの返信がすごい早いのは、器用だからでもなんでもない

嬉しすぎて自分を抑えられない上に、相手が何よりも最優先な特別だから

そうやって見えてしまうと、このやりとりの良さが何倍にも広がるのですよね

 

本当に勝手に妄想しているだけでも何倍も楽しめそうです

 

昔を懐かしみ、それでも人は、歩きはじめる

店長と従業員だった二人は、この巻で友達になりました

そのままでいることが出来なかった二人が歩みだしたのは、

不器用だけど、とても大切な一歩

 

友達以上で恋人未満で、だからこそ特別な人

 

物語の一番最後の話では、店長から声をかけられています

いつも積極的に動くのは、女子高生のあきらでした

でも、ここでは、店長が声をかけ、月を見ながら話しをした

 

そして、もっと店長の知りたいといった言葉が叶えられるように

店長が自分のことを話してくれたうえに、悩んでいる自分をはげましてくれた

前の巻とはたしかに違う二人の距離感が、心地よいですね

 

そして、店長には店長の交友関係があり、あきらにはあきらの家族や友達がいる

その世界が広がるのか、交わるのか、それとも遠くで見えるだけなのか

これからの話の広がりも楽しみです

 

俺はもっとこの子の笑顔がみたい

まんがを…というか、イラストを見てそう思ったのは、本当に久しぶりです

でも、本当に俺は、橘あきらというこのキャラが幸せにしている姿を

もっともっと見たいと思ってしまうのです

 

そう思うほどに彼女は素敵に笑い、表情豊かで、可愛らしい

個人的に今回の巻で一番好きなシーンだけ、1枚張らせていただきます

 

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一番近くにいた親友にも見せたことのない幸せな笑顔は、

恋する乙女が、恋する相手にしかみせないもの

だからこそ、親友は驚いてしまったし嫉妬してしまった部分もあるのでしょう

それほど特別な相手に選ばれたというのは、本当に特別なのでしょうね

 

本編のマンガとはちょっと離れますが、

ツイッターの画像もあるようなので、チェックしていない人はぜひっ!

ほんと、どれも可愛すぎる…

 

 

 

 

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表紙の透明感とつややかな黒髪も素敵ですよね

でも、このクールな女の子が頬をあからめて、照れて喜ぶという

その表情の変化の多彩さが、この漫画の中で一番好きです 

 

別の巻の感想はこちら

www.black-gamer.com

1~3巻については、こちらでまとめて感想にしてます

 何度でもいいたくなりますが、本当に喜んでいる姿がいいです

あの周りから見たら火傷しそうなほどの熱量こそが、恋の力ですよね