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中国 新車販売台数世界一も伸び率は縮小
1月12日 21時08分

中国の去年の新車の販売台数は2400万台余りで、7年連続で世界一となりましたが、伸び率は2年連続で縮小し、中国の景気の減速を反映しています。
中国自動車工業協会によりますと、中国の去年1年間の新車の販売台数は2459万7600台で、アメリカの去年の実績を700万台余り上回り、7年連続で世界一となりました。ただ、伸び率は前の年に比べて4.6%の増加と、おととしより2ポイント余り低くなり、2年連続で縮小しました。
これは、SUV=多目的スポーツ車の買い換え需要と減税などの販売刺激策が需要を下支えしたものの、景気の減速に加え、公務員に倹約を呼びかけている影響も重なって、消費者が高額の買い物にやや慎重だったことによるものとみられています。
一方、日本メーカーの去年の乗用車の新車販売台数は336万4300台と、前の年より8.6%の増加で、燃費のよさなどが評価され、市場全体の伸び率を上回ったほか、国別のシェアでも、ほかの外国勢が軒並み減少するなか、15.9%と、おととしより伸ばしています。
日系の自動車メーカーの関係者は「景気が減速するなか、欧米メーカーを中心に激しい価格競争が続いた。今後は、内陸部での販売や、若者向けの個性的な車種など消費者のニーズにあった品ぞろえが鍵になる」と話しています。

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