プレゼン資料作りにも役立つ、デザイナーがついつい使ってしまうフォント4つを選んで解説しました!
有料が多いですが、「フォントにお金を出すのはちょっと…」という方のためのかわりの 無料フォントも紹介します。
いいフォントを使うと明らかにデザインって締まりますので、新しいフォントにチャレンジしてみください。
1つめ『DSきりぎりす』 (DS-kirigirisu)
このフォントはすごいです。
ポケモンで言ったらポッチャマ。GLAYで言ったらTERU。ドラゴンボールで言ったらベジータ。つまりスーパーヒーロー!2016年もまだまだ色んな所で使われていますね。
こんな感じで使われている
●コンビニ各社で使われている
ファミマのクッキーエッグタルト。あっちこっちきりぎりすフォントだ〜と思って、完全なるフォント買いです。 pic.twitter.com/DIu6VileR8
— ふーみんふみふみ (@CustardPrince) 2013, 9月 27
ローソンでよく使われているフォントシリーズVol.1「きりぎりす」。じわじわ大ヒットになったフォントの様な気がする。ポップ的な感じで使われている気がする。
#ローソンのフォント pic.twitter.com/gjswn95Ose
— フロップデザイン (@flopdesign) 2015, 1月 18
そうそう、ローソンでもよく見たなぁ。「おつかれさま」の気持ちが伝わる書体なので使われたのだと思います。
あ、北海道ではセイコーマートのアイスでも使われています。
●サントリー トリス
トリスは商品名は、ちょっと似てるけど違う。このバナーやポップなどはきりぎりすが使われているようですね。
●たかしま農園 webサイトや商品など
このサイトかわいい!商品にもこのきりぎりすが使われていますし、webサイトでもかわいく効果的に使われています。
●ことばのずかん
その他、探せばきりがないほど!ミスドでも!イオンでも使われています。
キリギリスの魅力は?
魅力はなんといっても、懐かしい感じがする親しみやすさと、切り絵感。
子供向けから、お酒までいろいろな商品にも使われています。
懐かしさっていいんですよね。この記事にも書いたけれど、いろんな年代の人に納得してもらいやすい。物事はいきなり変えると反発が大きいので、少しずつ(懐かしさを入れながら)変えて行くほうがいいんでしょうね。
作者はモリサワのはるひ学園で有名な、七尾さん
似たようなフォントもありますが、実際フォントを使ってみるときりぎりすが1番うまくハマることが多いです。
きりぎりすの代替フォント
ひらがなしかないのですが、懐かしい系として似ているのはこちら2つ。
Shima - Hiragana | Maniackers Design | Design Font
レトロ系フォントで、太くて使いやすいのはやっぱりキリギリスなのかぁと思います。ひらがなだけなら、この2つもかなりいいとは思います。
2つめ『丸明オールド』
またもやレトロ系です!
ちょっと前に流行ったフォントですが未だに見ますね。
止め、はね、払いの部分に丸のエレメントを使っていて、明治時代初期の活字をヒントに作られたそうです。
このフォントも「きりぎりす」と同じように、あたたかさや、やさしさを表現するのにもってこいです。
って書いて思ったけど、「やさしさ」を表現する機会が多いとしたらちょっと世の中ってやさしさ不足なのかもしれないですね。
●モルツビール
縦書きが似合いますね。
●豆乳
「ひとつ上」を表現するシックなカラーにも丸明フォントがあいます。
●公明党ポスター
特に支持している政党はなく、なんのメッセージでもないのですが、このポスターは丸明の良さがかなり出ていると思います。すごいメッセージだな…
▼ 丸明オールドの代替フォント
やさしくて、ふんわりとしたフォントです。定番ですね。
丸明とはまた違った良さがあります。このフォントがフリーと知った時はびっくりしましたね。
これもみんな大好きなフォントです。
あんまりオールド感があるようには感じないのですが、こちらのほうがデザインの雰囲気に場合もあると思います。
ちょっと文字を打ってみましたが、女子っぽい雰囲気もありますね。
●なるせA-横かな(3240円)
丸明オールドの関係を、調べていて発見したのですがこれもいいですね。こちらは有料ですが、本家より大分お値段はやさしめです。
さてさて、丸明オールドはここまで
のこり2つ!
3つめ Noto Sans (源の角ゴシック)
GoogleとAdobeで開発したフォントです。
ただのゴシックじゃん!と思っている方、なにがすごいって太さが7種類もあるんです。
デザイン系じゃない会社でも、みなさんIllustratorを使って社内の資料を作っているという方は意外と多いです。
「このデザインを良くするにはどうしたらいいですか?」とよく聞かれますけど、まず太さの種類がフォントを用意して欲しいです。無料なんだからダウンロードしとけばいいのに!
例を作ってみました。
下のフォントの太さはレギュラー。上は一番太いBLACKです。
こんなに迫力が違います。
PowerPointやWordで資料作りでデザインに困ったらまず、タイトル文字のメリハリを!タイトル文字を大きく、太くするとそれだけでデザインが締まります。
そうすると、 Wordでも今よりいいデザインができると思います。
▼ダウンロード
4つめ コーポレートロゴ
こちらはゴシック体のロゴを作るのに便利です。
たとえば、こんな感じのシンプルなロゴならそのまま使えそうじゃないですか?
文字を加工していくベースとしても、使いやすいです。太さは2種類ありますがぼくが使うときは大体太い方ですね。
▼ダウンロード
まとめ
いかがだったでしょうか?
プロのデザイナーという仕事は、空気を読んで雰囲気にあった(目的に沿った)デザインを作るのが仕事です。
なので、様々なフォントを使うのですが、いざというときに「使いやすいフォント」ってあるんですよね。それが今日紹介したフォントでした。
ちなみに、「どんなフォントがどんなデザインに合うのかわかんないよ!」って方におすすめの本を紹介しておきます。
まず、デザイン勉強本では1番わかりやすかったのがこれ。