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トルコの観光地で爆発 25人死傷
1月12日 17時58分

トルコの観光地で爆発 25人死傷
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トルコ最大の都市、イスタンブールの世界的な観光地である旧市街のモスクの近くで12日、爆発があり、地元の当局によりますと、これまでに10人が死亡したほか、15人がけがをしたということです。
トルコ最大の都市、イスタンブールの旧市街で現地時間12日の午前10時半ごろ、爆発がありました。
地元の当局によりますと、この爆発でこれまでに10人が死亡したほか、15人がけがをしたということです。
また、地元メディアによりますと、広い範囲に聞こえる大きな爆発音が聞こえたということです。
現場は歴史的建造物が立ち並び、地区全体が世界遺産に登録されている世界的な観光地である旧市街で、「ブルーモスク」の通称で知られるイスラム教のモスクに近い広場です。
現地からの映像には、救急車が駆けつけたり、警察が周辺を封鎖して警戒にあたる様子が映っていて、治安当局が爆発の原因を調べています。
トルコでは去年、首都アンカラで過激派組織IS=イスラミックステートが関わっているとみられる爆弾テロで100人以上が犠牲になったほか、トルコ政府と対立するクルド人武装組織と治安当局の衝突が各地で相次いでいます。

トルコでテロ事件相次ぐ

トルコでは、去年10月に首都のアンカラで100人以上が犠牲となる爆弾テロが起きたほか、先月にも最大都市イスタンブールの空港や駅の近くでテロとみられる爆発が相次ぐなど治安が悪化しています。
去年7月、トルコ南東部のシリアとの国境に近い町スルチで爆発があり、集会で集まっていたクルド人の若者ら30人以上が死亡しました。
また、去年10月にはトルコの首都アンカラで、政府軍とクルド人武装組織の和平を訴えるデモが行われていた際、男2人が自爆し、100人以上が死亡するトルコ史上最悪のテロ事件が起きました。
トルコの検察当局は、自爆した2人の男が過激派組織IS=イスラミックステートと関わりがあり、スルチでの自爆テロを実行した組織に所属していたと発表しました。
そして、先月も最大都市のイスタンブールの鉄道の駅の近くや、空港に止まっていた旅客機の近くでテロとみられる爆発があり、死傷者が出ました。
トルコは去年7月からISに対して、シリア国内で空爆作戦を始めたほか、クルド人の権利拡大を求めるクルド人武装組織への軍事作戦も強化していて、報復によるテロの増加など治安が悪化しています。

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