光回線普及率「韓国38%・日本73%」

超高速インターネット、日本が韓国を抜くのは時間の問題

 通信業界による有線通信網への投資が遅れ、超高速インターネットの進化がスローダウンしている。

 ソウルの蚕室地区のマンションに引っ越したLさん(47)は、通信会社で超高速インターネットへの加入を申し込んでみて驚いた。自宅を訪問した線ジニアが「このマンションには光ケーブルが引き込まれていないため、速度が遅い銅電話ケーブルを使うVDSLしか使えない」と言い残して帰ってしまったからだ。調べてみると、周辺の築後20年以上のマンションにはSKブロードバンドやLGユープラスの光ケーブルが設置されていなかった。Lさんは結局、数カ月前にようやく団地に光ケーブルを設置したKTの超高速インターネットに加入できた。

 2年前からKT、SKブロードバンド、LGユープラスなど通信各社は一斉に光ケーブルを使った先端インターネットサービスを開始した。しかし、ネットワーク整備は順調に進んでいないのが現実で、まだまだ利用できない地域がかなりある。一部の通信事業者が「有線はカネにならない」として、投資に消極的だからだ。

■有線通信網に投資しない企業

 超高速インターネット網には銅ケーブルか光ケーブルが使われる。現在大半の家庭で使われる100メガビット毎秒の超高速インターネットは銅ケーブルでも光ケーブルでも提供可能だ。しかし、それより10倍高速の「ギガインターネット」の利用には光ケーブルが敷設されている必要がある。光ケーブルは銅ケーブルに比べ数十倍の通信速度を実現できる。

成好哲(ソン・ホチョル)記者
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