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 勤務先のトイレに乳児の遺体を放置したとして、警視庁は、千葉県船橋市飯山満町3丁目、医療事務員大前歩未容疑者(22)を死体遺棄容疑で逮捕し、12日発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。

 愛宕署によると、大前容疑者は7日午後6時ごろ、勤務する東京都港区虎ノ門2丁目の歯科医院のトイレに、出産直後の女児の遺体を残して立ち去った疑いがある。「午後2時ごろに従業員用トイレに入って出産した後に意識を失い、気づいた時に乳児は便器の中でうつぶせになっていた」と説明しているという。

 大前容疑者は当時妊娠36週ほどで、女児の体重は約3700グラム。署が死因を調べている。大前容疑者は妊娠を周囲に告げていなかったという。