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個人情報68万人分が流出 堺市の23年知事選全有権者 持ち出し職員を懲戒免職 市長は「刑事告訴も検討」
24年4月に市外郭団体に異動になったが、完成した自作のシステムを民間企業などに売り込むため、会計室に異動した今年4~6月、民間のレンタルサーバーにシステムを閲覧可能な状態で公開。このサーバーから有権者データが流出、他のデータを含む個人情報に6月20日と22日に外部から55回アクセスがあったことが確認された。ダウンロード可能な接続時間があったという。
課長補佐は別の外郭団体の名簿約千人分をネット上に流出させていたことなどが今年9月に判明。有権者データを自宅に持ち出していたことも分かったが、流出は確認されていなかった。
課長補佐はディスク内やレンタルサーバーのデータを削除したが、市が復元するなどして調査。課長補佐は「本当の有権者データではなく、ダミーデータを公開したと思っていた」と説明したという。