難民受け入れをめぐるドイツ国内の最新情勢を取材しました。
01/12 13:01
2015年、100万人以上の難民を受け入れたドイツが、今、揺れています。2015年の大みそか、西部ケルンで起きた難民らによる暴行事件を受けて、東部ライプチヒで、難民反対の大規模デモが行われました。難民受け入れをめぐるドイツ国内の最新情勢を、ベルリン支局の加藤 さゆり記者と、坂本隆之記者が取材しました。
ドイツでは、ケルンでの事件発生以降、国民感情は、日に日に悪化している。
ライプチヒでは、反移民団体による大規模な市民デモが行われていた。
11日、反イスラム化運動を続ける団体「ペギーダ」が、東部ライプチヒで行った大規模集会には、およそ3,400人が集まり、一般市民も多く参加した。
デモ参加者は、「メルケル首相は、責任を取れない決断を1人でした。彼女は去るべきだ」と述べた。
一般市民の参加者は、さらに増えつつあり、大きなうねりとなっている。
ケルンでの事件の余波は、広がる一方となっている。
事件は、大みそかの夜、日本でも有名なケルンの大聖堂前で起きた。
強盗や、わいせつなどの被害件数は、これまでに500件以上にのぼるということがわかっていて、容疑者の中には、中東やアフリカなどからの難民申請者が、多数含まれていることも明らかになった。
目撃者は、「わたしの隣に女の子たちがいて、1人の女の子が『触らないで』と叫んでいたわ」と話した。
この事件をきっかけに、ドイツ国民の感情が変化した。
それに押される形で、メルケル首相は、有罪判決を受けた難民申請者を国外追放できるよう、制度改革を進める方針を発表した。
「ドイツは、急いで難民を受け入れすぎたのかもしれない」という言葉。
今回、取材に応じてくれた男性の言葉こそが、今のドイツの苦悩を表している。
ドイツでは、ケルンでの事件発生以降、国民感情は、日に日に悪化している。
ライプチヒでは、反移民団体による大規模な市民デモが行われていた。
11日、反イスラム化運動を続ける団体「ペギーダ」が、東部ライプチヒで行った大規模集会には、およそ3,400人が集まり、一般市民も多く参加した。
デモ参加者は、「メルケル首相は、責任を取れない決断を1人でした。彼女は去るべきだ」と述べた。
一般市民の参加者は、さらに増えつつあり、大きなうねりとなっている。
ケルンでの事件の余波は、広がる一方となっている。
事件は、大みそかの夜、日本でも有名なケルンの大聖堂前で起きた。
強盗や、わいせつなどの被害件数は、これまでに500件以上にのぼるということがわかっていて、容疑者の中には、中東やアフリカなどからの難民申請者が、多数含まれていることも明らかになった。
目撃者は、「わたしの隣に女の子たちがいて、1人の女の子が『触らないで』と叫んでいたわ」と話した。
この事件をきっかけに、ドイツ国民の感情が変化した。
それに押される形で、メルケル首相は、有罪判決を受けた難民申請者を国外追放できるよう、制度改革を進める方針を発表した。
「ドイツは、急いで難民を受け入れすぎたのかもしれない」という言葉。
今回、取材に応じてくれた男性の言葉こそが、今のドイツの苦悩を表している。