峯俊一平
2016年1月12日15時58分
急増する外国人観光客や2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、国土地理院が外国人が理解しやすい地図記号を初めて作った。自治体や民間地図会社に働きかけ、観光案内所で配る外国人向けの地図などに反映する。
同院によると、地図記号に世界的な基準はなく、日本人になじみのマークでも外国人は分かりづらい場合がある。在日大使館職員や留学生、外国人旅行者ら計1千人の意見も聞き、旅行に関係する18施設について外国人向けの新たな記号を作った。
国内の地図でホテルは丸で囲んだ「H」で示すが、ヘリポートや病院と間違いやすく、ベッドに横たわる人の姿に変えた。寺は「卍」から三重の塔、交番は「×」から敬礼する警察官、地図記号がないコンビニエンスストアはサンドイッチやペットボトルを模した記号にした。
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朝日新聞社会部
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