Twitterは、広告主向けの新機能として『カンバセーショナルカード』(会話型カード)を発表しました。一部の広告主を対象にベータ版テストを提供しています。

『カンバセーショナルカード』は、広告主指定のハッシュタグを掲載する「コールトゥアクションボタン」を利用できる新しいプロモーション用ツイート。ユーザーが任意の「コールトゥアクションボタン」をタップすると、指定されたハッシュタグとメッセージがツイートの入力画面に表示される仕組みです。

カンバセーショナルカード

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Twitter公式ブログでは、「The Barista Bar」を広告主とした具体例を紹介しています。「The Barista Bar」の『カンバセーショナルカード』を使ったツイートでは、「Which coffee blend is right for you?」というメッセージ、プロモーション動画とともに、「#HouseBlend」と「#DarkRoast」の2つの「コールトゥアクションボタン」を表示。ユーザーが「#HouseBlend」を選択すると、「My favorite Coffee Blend is the HouseBlend」という本文、プロモーション動画、ハッシュタグが入力された状態のツイート画面を出現させるようになっています。

   

ユーザーは本文を編集したうえでリツイートできるほか、リツイート後には広告主からメッセージを受け取れます。これにより、ユーザーは自身のフォロワーを意識したメッセージを発信でき、広告主はユーザーへ感謝のメッセージを表示することが可能です。ベータ版テストでは、アメリカのテレビ局「Lifetime」が新番組のプロモーションに活用する事例などがすでに存在します。



『カンバセーショナルカード』は、広告主・ユーザーが互いに影響を与え合う広告ツールであるといえます。選択肢によるコミュニケーションが意識されている点は、Twitterユーザーが他ユーザーに選択式アンケートを募る「投票機能」と共通する気もします。
Twitterの新たな広告ツール『カンバセーショナルカード』、ユーザーはプロモツイートを好きなハッシュタグで拡散可能に

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