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ベトナム「中国が無通報飛行」 国連機関に再発防止要請
ベトナム民間航空局は10日までに、ベトナム当局が管轄する飛行空域で中国機が、国際機関が求める当局への所定の通報なしに繰り返し飛行したとして、再発防止に向けた措置を取るよう国連機関の国際民間航空機関(ICAO)に文書で要請した。ベトナム国営紙トイチェ(電子版)が10日伝えた。
記事はどこの空域での飛行か明示していないが、中国は南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島のファイアリークロス(永暑)礁に建設した空港で今月2日から試験飛行を実施、南沙諸島の領有権を主張するベトナムは反発しており、試験飛行などを指しているとみられる。
国営ベトナム通信によると、中国機は1月1~8日の間、46回にわたり、飛行地点の通報などを行わずに飛行し、空域の安全を脅かした。(共同)