「フラジャイル」で長瀬智也と共演する武井咲(左)と小雪【拡大】
人気グループ、TOKIOの長瀬智也(37)が主演するフジテレビ系「フラジャイル」(13日スタート、水曜後10・0)の完成披露試写会を取材した。
漫画誌「月刊アフタヌーン」で連載中の同名漫画が原作の医療ドラマで、長瀬は偏屈で毒舌なイケメン天才病理医、岸京一郎役に挑戦している。病理医とは顕微鏡による細胞や組織の観察などを通して病気の原因と発生の仕組みを解明するが、患者と直接向き合うことはないのが特徴だ。
第1話を見たが、長瀬は役になかなかハマっていたように思う。専門用語も多くでてきた中で長セリフもこなし、顕微鏡をのぞく目ヂカラも魅力的だった。作品のテンポもあったし、これまでの医療ドラマとは一線を画し、手術も治療もしないが患者の命を救うという病理医に焦点を当てたのが新鮮だった。
記者はこのドラマを見るまで病理医を知らなかったが、長瀬の代表作のひとつになりそうな、そんな気がした。そして何より、現場の雰囲気の良さを感じた。
試写会後の舞台あいさつでは撮影中のエピソードとして、長瀬のマネジャーがウ○コを踏み、“異臭”が漂ったことが暴露された。新米病理医役でヒロインを演じる武井咲が「マネジャーがウ○コを踏んだ」と長瀬に報告したのだが、長瀬は「えみちゃんにウ○コと言わせるマネジャーはすごい。あれをきっかけにグッとみんなが近づいた」と結束力が一気に高まったことを明かした。そして、「ウ○コ踏んでくれてありがとう、という感じ」と笑わせた。
まさか武井の口から、さらりとウ○コという言葉が出るとは正直ちょっと驚いたが、本人はいたって涼しい顔だったのも印象的だった。
その武井。「リラックスした状態の中でみんなお芝居している」という。スタジオの前室は蛍光灯を消して、キャンドルになっていたりするのだとか。「家みたいな雰囲気。孤立していないというか、みんなが一緒になって頑張っている感じがあって、現場に行きたいと思えるんです」。
楽しそうな現場が伝わってきて、そこから生まれる俳優陣の演技に注目したいと素直に思った。
“ウン”もついた同ドラマ。2話以降の展開も楽しみだ。(KuruMilk)