まずは地方百貨店第一弾

井上(長野県松本市)

←井上松本本店

栄えある第一弾は松本市の「井上」。なんか、名前が堂々としていて良いですな。
明治18年創業の老舗です。

本店は写真の本館、写真奥の別館があります。
本館は小さいながらも、23区、ICB、ミキハウスなど「ピリッ」とした品揃え。
別館はギャラリー、書籍からレストランまで揃います。
又、昨年「アイCity」と言う郊外店も出店。(こちらは未訪)

井上
松本市深志2−3−1
TEL0263−33−1150

そして第二弾

コトデンそごう(香川県高松市)

←コトデンそごう

第二弾は、高松市の中心部「瓦町」にあるコトデンそごう。
文字通り、コトデン(高松琴平電気鉄道)の系列会社です。
四国最大級の百貨店で、地上11階、地下3階建てで、コトデン瓦町駅に直結しています。
私が初めて四国に行った時は、高松の中心部に戦後が残るなんて言われてたんですが…。
すっかりきれいになってしまいました。
テナントもそごうの協力があってか、エルメス・セリーヌ・アニエスベーなどの一流ブランドが入っています。
駅直結、と言う事でコトデンの利用客もUPだそうで、電鉄もウハウハですね。(バスの利用者も増えたでしょう)
コトデンそごうカードを持てば、年会費無料で5%OFF。
(余談ですが、コトデン・いよてつ両そごうは民事再生法の申請外です)


⇒1/22残念ながら民事再生法を申請。この先どうなる事やら。

(平成13年5月22日追加)
閉店後、外見は変わりませんが、瓦町駅構内は確実に人が減っています。
因みに写真にも見える「コトデンそごう」の文字はそのままでしたが、シャッターや入口の看板は全て撤去されていました。
一刻も早く後継店を入れないと、瓦町全体の衰退を待つだけ!と言った感じです。
それに引き換え郊外の「ゆめタウン高松」は人でいっぱい!。

コトデンそごう
高松市常磐町1−3−1
TEL087−863−2111


第三弾

阪神百貨店(大阪府大阪市)



第三弾は、JR大阪駅前(梅田駅の上)の阪神百貨店。
ここの見所は、ナント言っても「地下食品売場」。
店自ら「食品は阪神」と言っているだけ有って気合が入ってます。
中でも私、広報室長お勧めは「日々新鮮365」。
一人向けのごはん、おかず、惣菜などが小さいパックに入って並んでます。その種類の多さと言ったら…。
先日行った時も、ごはん類(白飯・かやく・チャーハン・豆飯など)やおかず(焼き魚・肉・刺身など)、惣菜(ほうれんそうの胡麻和えや漬物・なますなど)
サラダバーなどの豊富な品揃えにビックリ。そしてデパ地下とは思えないリーズナブルな価格。
ようするに、品揃えを充実させた「コンビ二」と言った感じです。
もちろん大阪銘菓や名物の「名店街」もあります。
あとは「イカ焼き」と「立ち食い寿司」コーナーもお勧めです。


阪神百貨店
大阪市北区梅田1−13−13
TEL06−6345−1201



第四弾

ロビンソン百貨店(小田原店)

まず最初にお断り・・・ロビンソンの本社所在地は東京(港区)にあります。が、IYグループと言う事で
大目に見て、特別参加です。

春日部(85年)、宇都宮(90年)、札幌(95年)に続く4店目。
昨年に開店したばかりの新店です。
3000台以上収容できる駐車場を備えています。
広報室長ここのおすすめは、まず食料品売場の「富士屋ホテル」直営の惣菜コーナー。
そして「鎌倉山」のローストビーフ。鎌倉山は比較的安価の「切り落とし」がお勧め。
専門店街の「WESTMALL」(写真向かって右側)にはコムサやGAP、無印なども入っています。
ちなみに新幹線をはさんでイトーヨーカドー小田原店があります。


ロビンソン百貨店小田原
神奈川県小田原市中里208
TEL0465−49−7111
(JR鴨宮駅からシャトルバスを30分毎に運行)


第五弾

いよてつそごう(愛媛県松山市)


さて第五弾、いよてつそごうですが只今秋の「大増床!」に備えて改装中です。
写真の左側のビルが増床部分になります。
なんと完成後には観覧車も乗るという凄さ!。松山城が一望できるはずです。
三越松山店を押さえ、地域一番店のこの店。なんといっても伊予鉄道系列ということでバス、電車との連携が凄いです。←伊予鉄道市内電車
電車の各駅には下のような看板が・・・。

ちゃんとバスに乗ると「松山市駅前、いよてつそごう前」と放送するんですわ。
しかしこの「いよてつそごう」もそごう倒産からは売上が減っているらしく、六月からは新しく
「伊予鉄百貨店」に生まれ変わる事になりました。
さらに高島屋ハイランドグループに加盟します。(ハイランドグループには他に京王百貨店、ヤマトヤシキ、丸栄などがあります)
しかし電車の中で聞いた話・・・。

オバさんA「今度そごうが伊予鉄デパートになるんだって!」
オバさんB「伊予鉄・・・。贈り物には使えないよねー。これからは三越行かないと。」
オバA「なんか高島屋系列になるんだって!。」

オバB「高島屋って聞いた事無いけど・・・。」
(広報室長納得。現在四国には高島屋が無い。)


オバA「やっぱりそごうのほうがいいわよねー。」

オバB「だって三越よりそごうの方が格が上でしょ!。」
(広報室長絶句!!)
(三越の社員が聞いたら泣くぞ。この会話。)

オバA,B「そうよねー、やっぱりそごうよねー。何で名前変えるのかしら。」
(以上伊予鉄電車車内にて。実話です。尚本当の会話は少し訛ってますので。)

結構西日本ではあるんですが、三越って格下に見られるんですよ。

大阪では三越<大丸、広島では三越<そごう、福岡博多では三越<岩田屋、鹿児島では三越<山形屋
と言う公式が成り立ちます。これは試験に出ます!(どんな試験じゃ)・・・なんか予備校みたい。
(もっとも札幌でも三越<丸井今井)

伊予鉄百貨店もこれからは知名度の低い高島屋ブランドをどう活かしていくか、これが問題ですな。
そんな事を松山空港に設置された「いよてつそごう」の看板をみながら考えてしまいました。

(いよてつそごうの看板、いらないんだったらちょーだい!)

いよてつそごう
愛媛県松山市湊町5−1−1
TEL089−948−2111



第六&七弾
中合うすい(福島県福島市&郡山市)

お待たせしました。福島ファンの皆様。なんと2店舗同時UP!

まずは中合から。


2番館 1番館(駅寄)
ホール 催事場・美術・工芸
玩具・文具 ベビー・子供服
インテリア 婦人(大きいサイズ)
紳士服 婦人服
紳士カジュアル 婦人服
無印良品 婦人服
婦人靴・カバン 化粧品・服飾
B1 食品 酒・惣菜


場所は福島駅前に有るんですが、なんといっても福島自体に活気が無い。
ビブレ(未訪)にも大分流れているんでは…。
しかし、2階のワンフロアを無印にするなど、努力も見られます。
午前10時、開店の時間にはご婦人方が(と言うかご老体)続々来店。
若い人の姿はほとんど見られませんでした。(これは福島市内も同様)

中合
福島県福島市栄町5−1
TEL024-521-5151


そしてうすいへ。
福島と違って若い人の数が多い!。もっとも人口も郡山の方が多いですが。


10 レストラン・催事場
書籍・ステーショナリー
呉服・宝飾・雑貨
寝具・生活用品
ベビー・子供服
紳士服
婦人服
婦人カジュアル
婦人服(ヤング)
特選ブティック・化粧品
B1 食品


2年前に今まであった第一うすい、第二うすいと分かれていた建物を新築して統合。
365日、新スタイル。郡山市民の心の百貨店です。
若い人向けのティファニー・セリーヌやヴィトンなどもしっかり入っています。
また、書籍や文具などの(百貨店の)不採算売場は八重洲ブックセンターや丸善を入れてます。
しかしこんなデカイ建物を建ててモト取れるんですかね〜。
1階の入口は大理石だし・・・。なんか数年前までのそ○うを見ているようで。(店はデカイが品は大した事無い)
ま、駅前のインチキ西武(西友がやっていた西武もどき)が無くなりましたから、駅前の丸井と
共存共栄してほしいものです。
尚、百貨店協会に入ってませんので共通商品券は使えません。

(できれば10階のレストランはもっと高級店を入れたほうがいいと思いますが・・・。)

うすい
福島県郡山市中町13−1
TEL024−932−0001



福島県第八弾
♪みんなの〜ショッピングデパ〜ト
大黒屋(福島県いわき市)
注!ここは平成13年4月に取材、作成しております。


中合、うすいに続く福島県第三店目、いわき市の大黒屋です。

レストラン  アート
リビング  催事場
子供服  宝飾
紳士服
婦人服
婦人服飾
B1 食品

ま、いきなり辛口トークになりますけど、大分苦戦してるんじゃないですかね〜、大黒屋。
まず外見。写真だと分からないかも?しれませんが看板なんか色が剥げちゃってます。
店舗面積もあまり大きくないし。入って見るとう〜ん、20年ぐらい前の大宮高島屋って言う感じが・・・。
照明も暗いし。

いわき市は市内に百貨店は大黒屋だけですが、他にヨーカドー、SATY、ダイエー、長崎屋などの大型スーパーがあり、
その他にマルト、藤越、ヨークベニマルなどの食品スーパーなどが凌ぎを削っています。
特にSATY、ヨーカドーが高品質の品をそろえれば、駐車場も有料の大黒屋は大変でしょう。
更に全国百貨店共通商品券の発売も停止中(使えますが)。これは和歌山の某百貨店の末期もそうでした。

まず店舗を改装し(看板くらいは新しく!)、百貨店ブランド中心の品揃えにして、スーパーとの差をつけないと・・・。

暗い話題だけではなんですから、明るい話題も。
大黒屋、といえば宝くじ。近年も
12年・・・サマージャンボ   11年・・・年末、サマー、グリーン各ジャンボ   10年・・・グリーン、年末、サマー、ドリーム各ジャンボ
の一等がでています。
なにしろ観光バスで東京からも買いに来るぐらいですから、かなりの人気です。
屋上に大黒天を祭った神社もありますから、ファンの方はどうぞ。当たるかも?

(平成13年5月22日追加)
昨日、5月21日、自己破産のニュースが高松旅行中の私のところへ・・・。
会社の後輩と「あそこはぼちぼち・・・」なんて言っていただけにビックリ!
やはり宝くじだけではね〜。


第九弾
ご期待にお応えするまごころ百貨店
八木橋(埼玉県熊谷市)



さて、第九弾は埼玉県熊谷市の「八木橋」です。
突然ですが、熊谷駅からはちょっと離れたこの店、皆さんならどうやって行きますか?。
ま、歩いていっても良いんですが…。
熊谷駅から国際ハイヤー(のバス)、朝日バスにて「熊谷寺前」で下車、目の前です。
さ〜て、バスを降りる際に運賃を払うのですが(因みに100円です)、運転士の後ろ辺りに紙がぶら下がっています
必ずそれを持って降りましょう!。

買物も終わり、帰りの時間がやってきました。このまま帰ってはダメ!!です。
八木橋で3000円以上買物をするとなんと帰りのバス代をくれるのです。
但し100円券ですが・・・。もらう為にはバスを降りるときに持ってきたさっきの「紙」が必要です。
因みに熊谷市内発着のバスなら全路線で使えます。

さて、店内は下のようになっています。

書籍、ホール
レストラン、催事場
趣味雑貨、子供、ベビー
リビング、呉服
メンズファッション
レディファッション
ヤングレディファッション、婦人用品
服飾雑貨、銘菓
B1 食品


熊谷らしく、1階には「十万石」(TV埼玉の変なCMでお馴染み)、「梅林堂」、「紅葉屋」(五家宝でお馴染み)が入っています。
しかし8階に上がって思わず絶句!!。なんと本屋は浦和では超有名、「本の須原屋」です。
まさか熊谷でお目にかかるとは…。(もっとも春日部、宇都宮のロビンソンも須原屋ですが)
う〜ん、須原屋、マニア好みの地方百貨店ばかり出店しやがって、ど〜言うコネ持ってんだ?(謎)

熊谷 八木橋
埼玉県熊谷市仲町74
TEL048−523−1111


お蔭様で第十弾
徳島そごう(そごう徳島店)

さて、第三弾ぐらいでネタ切れも予想された地方百貨店友の会もついに第十弾へと突入!!



徳島駅前の徳島そごうです。現在は鰍サごう(正確には十合)徳島店になっています。

10 ペット用品と屋上広場
水の流れる名店食堂街
大催し会場
子供服・ベビー用品・文具・玩具のフロア
住まいと呉服のフロア
紳士服飾と宝石・時計・眼鏡のフロア
エレガントな婦人服とスポーツのフロア
コンテンポラリーな婦人服のフロア
おしゃれ雑貨のフロア
ヤングファッションのフロア
B1 大フードセンター


さて、丸新無き今、徳島唯一の百貨店になった「そごう」ですが、ここに出店するにあたっては紆余曲折が・・・。
元々、徳島には「丸新」と「つぼみや」と言う2つの地場百貨店がありました。
何処の都市にも見られる「再開発」の際、「丸新」が出店を強く希望。
しかし当時の市長が決定した結論は「そごう」誘致だったのです。
そごうは当時、何処の都市でも再開発物件には必ずと言っていいほど名前が挙がっていました。
札幌・大宮・八王子・川口・橋本・阿倍野・宇部・高松・小倉・・・などなど。
ま、当時社長だった「某」氏の政治との癒着が見て取れます。

「そごう」出店の打撃を受け「丸新」「つぼみや」は閉店。現在は空港内のお土産屋「丸新」が細々営業するのみ・・・。
その「そごう」も今や民事再生法の身。昔ほどの勢いはありません。


現在は黒字の徳島そごうですが、郊外に四国では超有名、「グランフジ」がまもなく開店予定。
だいぶ打撃を受けるかもしれません・・・。

徳島そごう
徳島市寺島本町西1−5
TEL:088−653−2111


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