ちょっとした違いなんですが、会話における「want to」の捉え方が、どうも日本人とネイティブとの間でギャップがあるようです。「Want to」=「〜したい」という固定概念を持ってしまうと、ネイティブとの日常会話で「あれ?」と腑に落ちないシチュエーションを多々経験することになるでしょう。今回は日本の方にあまり馴染みがないと思われる「want to」の使い方を紹介します。
1) Do you want to _____?
→「〜してくれない?」
多くのアメリカ人は、人に何か頼み事や依頼をする時に「Can you _____?」と同じニュアンスで「Do you want to _____?」と表現します。例えば、友達に「ピザを注文してくれない」とお願いをする際、「Do you want to order the pizza?」と言い、ここでは「ピザを注文したいですか?」と尋ねているわけではなく、ピザを注文をするようにお願いすることを意味します。
- 基本的に友達同士で使われるカジュアルで砕けた質問の仕方です。
・Do you want to order the beers while I find us a table?(私が空いている席を探している間に、ビールを注文してくれない?)
・Do you want to pick up John? I’ll get Peter.(私はピーターを迎えに行くので、君はジョンさんを迎えに行ってくれる?)
・Do you just want to meet tomorrow? It’s already getting late.(もう遅なったし、会うのは明日にせーへん?)
・Do you want to pick up John? I’ll get Peter.(私はピーターを迎えに行くので、君はジョンさんを迎えに行ってくれる?)
・Do you just want to meet tomorrow? It’s already getting late.(もう遅なったし、会うのは明日にせーへん?)
2) Do you want me to _____?
→「〜しましょうか?」
このフレーズは、自分から相手に「私が〜しましょうか?」と提案や申し出をするときに使われます。「Would you like me to」や「Should I / Shall I」よりカジュアルな響きがあります。例えば、友達に「(私が)ピザを注文しようか?」と尋ねる場合、「Do you want me to order the pizza?」になります。
- 多くのネイティブは「Do」の部分を省いて「You want me to_____?」と質問する。
・Do you want me to make reservations?(予約を入れようか?)
・Do you want me to help you?(手伝おうか?)
・You want me to drop you off at the station?(駅まで送ろか?)
・Do you want me to help you?(手伝おうか?)
・You want me to drop you off at the station?(駅まで送ろか?)
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