ソフトバンクが1月12日、東京電力との業務提携により、2016年4月1日から電力サービス「ソフトバンクでんき」を提供することを発表した。
ソフトバンクでんきは、2016年4月から電力小売りが自由化されること(電力自由化)によって実現するサービス。
サービスメニューは、東京電力が4月から提供する新プラン「スタンダードS/L/X」「プレミアムプラン」に加え、ソフトバンクでんき独自のプラン「バリュープラン」を用意する。バリュープランは、現在の家族構成が3〜4人で、毎月の電気代が8000円〜1万6000円の人に向いているという。
バリュープランでは、電気の使用量が毎月300kWhまでは定額で、300kWhを超えると電気代が割安になる。300kWhに満たない場合でも、使わなかった電力量に応じて、5kWhごとにTポイント50ポイントかソフトバンク携帯のデータ容量0.15GBを還元する。例えば200kWhの電気を使用した場合、1000ポイントか3GBが還元される。
ソフトバンクでんきの利用料金は、ソフトバンクの携帯料金と合算で支払えるほか、電気料金の支払いに応じて、1000円につきTポイント5ポイントが付与される。
ソフトバンクでんきは、「おうち割」の対象サービスとなる。おうち割では、携帯電話、インターネット、電気などのサービスをソフトバンクでまとめて契約することで、割引きを受けられる。その第1弾サービスとして「おうち割 でんきセット」を提供し、1月28日に申込を開始する。
おうち割 でんきセットでは、ソフトバンクでんきと、ソフトバンク携帯電話または「SoftBank 光」などの固定通信サービスをセットで契約すると、ソフトバンク携帯電話または固定通信サービスの月額料金を割り引く。割引額はスタンダードS/L/Xが月額100円、バリュープランが月額200円、プレミアムプランが月額300円。
ソフトバンクの試算によると、戸建て住宅の3人家族がバリュープランに申し込むと、年間で約8920円相当がお得になる。
SoftBank 光もおうち割のセットに組み込んだ「おうち割 光」セットでは、2年間、携帯電話の利用料金から最大2000円/月を割り引く(3年目以降は1000円/月の割引き)。こちらは、現在提供している「スマート値引き」を名称変更したものになる。
さらに、水や鍵、ガラスなど家庭のトラブル時に、無料でかけつけてくれる「おうちレスキュー」を提供する。
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