御嶽海、憧れの遠藤をプロ初対決で押し倒す
2016年1月12日6時0分 スポーツ報知
◆大相撲初場所2日目 ○御嶽海(押し倒し)遠藤●(11日・両国国技館)
御嶽海が憧れの遠藤を圧倒した。ホープ同士のプロ初対決。「(顔を)張ってくるのは分かっていた」と冷静だった。右の張り手を予測し、顔をずらし対応。得意の突っ張りから、最後は右のど輪で相手をのけぞらせて押し倒し。あおむけにひっくり返した。
2歳年上の遠藤は小学生の頃から憧れの存在だった。東洋大時代は、日大に在籍した遠藤と個人戦で2勝3敗。角界で成功する先輩の姿が入門のきっかけ。昨年11月の九州場所では、遠藤に次ぐ昭和以降2位のスピードとなる初土俵から4場所で入幕を果たした。先場所は対戦がなく、今場所で念願がかなった。
2人の対決には、横綱の取組以外で最多タイの15本の懸賞がかけられた。手取り3万円で合計45万円をゲット。受け取ったお金は貯金や家族に贈るなど堅実派だが、多さに「気合が入った」とモチベーションに変え、入幕2場所目で連勝発進だ。(秦 雄太郎)