テレビマンの間でその実力を見直されている芸人が、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太(38)だ。
コンビで活動している時は、相方のしずちゃんこと山崎静代の大ボケぶりの陰に隠れていた山里だが「意外に司会者としての能力があると見られ始めているんです」とはある制作会社関係者。
しずちゃんがロンドン五輪を目指してボクシングを本格的に始めてから昨年に引退するまで、1人で活動してきた。当初は不安視されていたが「年末に素人女性を大人数集めたトーク番組の司会をやっているのを見たら見事でしたね。現場での評価も高かったみたい。特番だったので、起用する方も半信半疑だったようですが、うまく番組を回して切り盛りしていたと評判になったそうです」と同関係者。
決してほめすぎではなく「いまの時代には合っている」(同関係者)とも。山里の1人での仕事といえば、情報番組「スッキリ!!」(日本テレビ系)で、顔見せをしない“天の声”が有名だが、「『スッキリ!!』の加藤さんや、『ナカイの窓』(日本テレビ系)での中居正広さんを相手にしてきたのが山里さん。コンビでもしずちゃんとやってきたように、強烈な個性を持つアクが強い人を相手に、自分がメーンじゃない仕事を続けていたのがよかったのかもしれないんです。今の時代は強い個性だけではなく、万人ウケするようなタイプもテレビ局では求められるんです」と同関係者は指摘。
司会者としての実力はトップクラスの可能性もあるとか。
「司会ができる中堅どころの芸人といえばロンブーの淳さんとか、雨上がり(決死隊)さんとかになるのでしょうが、勝るとも劣らないのが山里。まだ『この人ならコレ!』という番組のイロも付いていないですからね。この評判は結構、テレビマンの間で回ってます。今年、急激に司会の番組を増やすかもしれません」と同関係者。
飛躍の年になるかもしれない。
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