服を着て、疲労回復?休息時専用ウェアとは?

よい良い一日のスタートをきるため大切なのは、充分な休養です。 その事実に着目し、「人間が本来持っている自己回復力を最大限に発揮させること」を コンセプトに開発されたのが、休息時専用[ベネクスリカバリーウェア]なのです。

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介護マットの開発から始まったのです。

こちらのウェア、製造販売している株式会社ベネクスの社長 中村太一さんが2003年に、とある介護施設で働いていたところから歴史が始まります。

それは、床ずれに苦しむ高齢者の姿を、毎日のように目にしていたとのこと。

この症状を予防するには入浴し、血液の循環を促すことが効果的といわれているのですが、床ずれは寝たきりの高齢者が患うケースが多く、スタッフの数にも限りがある介護現場では、なかなかそのケアを行いたくても、なかなか手が回らず、逆に負担のかかるヘルパーの離職も相次ぎ、更に負担が増える。という悪循環が発生していたのです。

中村社長は、「床ずれに苦しむ人を助けたい」と、その想いを胸に、優れた機能性を有するマットレスの開発に取り組み始めたのです。

床ずれ自体をケアできるだけではなく、床ずれにならないよう予備的な機能性があるマットレスの開発。
自律神経の働きが血液循環に大きく関わっているという事実に着目するも、開発現場では大きな問題や、課題が立ちはだかり、成果が出ないまま月日が過ぎ去ったといいます。

そんな時、ある学者のナノテクノロジーを応用した最先端の技術に出会ったのです。

素材が100万分の1ミリメートルというナノサイズになることで、驚くほど機能性が高まるという新技術との出会いによって、それまで抱えていた問題は一気に解決へと向かいました。
2007年には、遂にPHT特殊機能繊維の開発に成功し、念願だった「床ずれ防止マットレス」の開発に漕ぎつけることができたのですが、想いとは裏腹にコストの高さから、介護用マットレスの販売活動は大苦戦を強いられたのです。

そんなある日、知り合いのスポーツ関係者が語った一言で、中村社長は「これだ!」とひらめきました。

疲れをとる=リカバリーウェアの開発。

ベースとなった介護従事者向けに開発した「ケアウェア」。ハードな労働環境で体調を崩す介護ヘルパーが多かったことから、PHT特殊機能繊維を応用して開発した商品。
最も大きな課題は、自律神経の働きに着目した休養時専用リカバリーウェアという製品であるが故、エビデンス(科学的根拠)の取得が必要不可欠であることでした。

そこで、地元自治体である神奈川県や大学の支援を受け、数多くの機能試験、臨床実験を重ね確かな商品の開発に取り組んできたのです。

2009年、とうとうそれまで一般的だった、筋肉を締め付けることで物理的に疲労物質の代謝を促す他社の製品とは一線を画した、ゆったり着るだけのウェアが株式会社ベネクス・東海大学・神奈川県との産学公連携事業によって開発することができたのです。

特殊な繊維PHTとは?

PHT(Platinum Hermonized Technology)プラチナをベースに、数十種類の鉱物を繊維1本1本に練りこんで作られているメイドインジャパンの新機能のマテリアルで、その機能性は、国内外の15以上の大学や研究機関との共同研究によって証明されています。
ちなみに、PHTポリエステルフィラメント(PHT原糸)は、エコテックス規格100(人体に有害な薬品を使っていない、健康に影響を与えないなど繊維製品の安全性を保証する国際規格)の認証を受けています。

2013年には、世界最大のスポーツ用品見本市「ISPO」で、日本企業初の金賞を受賞。
リラックスしている状態が、上質な休息といえるものだと。おしゃれに新しい服を新調もいいですが、体のために新しいこのウェアを新調するのも、いいかもしれませんね。

リカバリーウェアのベネクス | メーカー公式サイト

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