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デビッド・ボウイさん 冷戦下のドイツでも活動
1月12日 4時01分

デビッド・ボウイさんが亡くなったことについて、かつて住んでいたドイツでも追悼の動きが広がっています。
デビッド・ボウイさんは、1976年から3年間ほど、冷戦下にあった西ドイツのベルリンに住んで、創作活動に取り組みました。
そして、ボウイさんは、冷戦が終結する前の1987年にベルリンの壁の近くでコンサートを行い、ベルリンの壁の横で会う恋人どうしの男女を歌った「ヒーローズ」を披露しました。このとき、壁の反対側の東ドイツでは、大勢の市民がボウイさんの歌を聴こうと、壁の近くに集まったことが逸話となっています。
ボウイさんが亡くなったことについて、ドイツ外務省はツイッターで「あなたは今やヒーローだ。壁を壊すのを助けてくれてありがとう」と追悼するコメントを出しました。
また、ベルリンにある、かつてボウイさんが暮らした家やレコーディングを行ったスタジオの前では、大勢のファンが集まって、花やろうそくを手向けて、ボウイさんの死を悼みました。
ボウイさんのファンの男性は「彼は、私が若かったころのアイドルで、彼の音楽と中性的な見た目に引き付けられた。すばらしい人だったと思う」と話していました。

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