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2016-01-11 京大生が『超訳マルクス』を読む
京大生が『超訳マルクス』を読む
ぼくは、2013年に『超訳マルクス』ということで、カール・マルクスの国際労働者協会(インタナショナル)での活動関係の文献を集めた「訳書」を出しました。
幸いにもこれをテキストにして大学のゼミナールをしてくれているところがあります。京都大学の、『資本論』1巻を輪読するゼミです。昨年もやっていただき、今年も挑戦してくれています。いやー、ありがたい。
今年はさらにすすんで、参加している学生のみなさんのレポートにコメントさせてもらいました。そして、ブログでそれを公開するという「タイアップ企画」まで許していただきました。
『超訳マルクス』は、ざっくりいって、2つのことを目的にしています。
(1)19世紀の人間であるマルクスの思想が、そのままではないけども、現代と通じるものをもっており、その理由は、19世紀イギリスも21世紀日本も同じ「資本主義」という時代であり、その根底の部分が共通しているという客観的な事情によるものだということを感じてもらう、そのことによって、資本主義とは何であるかを学ぶ古典として読んでもらう、(2)マルクスが小難しい思想家(であるだけ)ではなく、生きて、多様な面で活躍していた「活動家」であることを知ってもらう、ということです。
それが成功しているかどうか……レポートが、この『超訳』を評価してくれるわけです。ドキドキものですね。
もう一つ。学者じゃなくて、ぼくみたいなドシロートの「超訳」が、一体何を引き起こすのか、という実験です。ぶっちゃけ、「あちゃー」みたいな結果も一部出ました。そのあたりもご堪能ください。
あと、まあ、これは俗な目線で申し訳ないんですが、「現役の京大生って、どんなレポート書くんだろ」という野次馬根性です。みなさん、知りたくないですか?
では、お楽しみください。