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【加古川女性殺害】
現場防犯カメラに姿 きょう1カ月、不審人物は映らず
兵庫県加古川市の加古川で大阪府吹田市のアルバイト店員、大山真(ま)白(しろ)さん(20)=写真=の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、大山さんが消息不明となっていた昨年12月6日深夜から7日未明にかけ、JR加古川駅から加古川方面に歩いていく姿が複数の防犯カメラに写っていたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。
大山さんは知人に「加古川に行く」と告げており、自ら目的地に向かった後に襲われた可能性が高い。事件は12日で遺体発見から1カ月。犯人に直結する証拠は見つかっておらず、兵庫県警加古川署捜査本部は大山さんの詳しい足取りの解明を急いでいる。
大山さんは12月6日に知人女性と吹田市の大型複合施設「EXPOCITY(エキスポシティ)」に出かけ、夕方に「加古川に行く」と告げて女性と別れた後、行方が分からなくなっていた。捜査本部によると、遺体が発見されたのは12日午前で、死亡推定時期は10日ごろという。
捜査関係者によると、JR加古川駅周辺に設置された複数の防犯カメラには、6日深夜に大山さんが駅で電車を降りた後、7日未明にかけて川の方向に徒歩で移動する姿が写っていた。この間、大山さんに接触した不審人物や車両の映像は確認できていないという。