慰安婦合意の破棄を 市民団体の反発収まらず=韓国

【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦問題をめぐる韓国と日本政府の合意について、ソウルの日本大使館前では合意の破棄を求める市民団体などの記者会見が続いている。合意から2週間が過ぎたが、反発は収まっていない。

 11日は市民団体「6月民主フォーラム」が会見を開き、両国の合意を「被害者を無視した密室での会談」として、日本に対し、「加害者として被害者に直接に賠償し、適切な措置を取らなければならないのに、被害国の韓国政府に100億ウォン(約10億円)を投げつけ、勝手にしろという格好」と批判した。

 会見には画家の林玉相(イム・オクサン)氏が作った安倍晋三首相の顔を模した彫塑作品が登場した。市民団体などの会見は大使館前に設置されている慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」のそばで行われているが、この日は警察当局が彫塑作品を大使館から100メートル離れたところに設置するよう要請したことを受け、同団体は少女像からやや離れた場所で会見を開いた。

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