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【皇室ウイークリー】
(416)両陛下、参賀で笑顔見せられ 比島戦没者のご慰霊実現へ
天皇、皇后両陛下は2日、皇居で行われた新年の一般参賀に臨み、皇族方とともに宮殿「長和殿」のベランダに計5回立って、参賀者に笑顔で応えられた。1回目には昨年12月に100歳を迎えた三笠宮さま、同6月に92歳となった三笠宮妃百合子さまもそろって姿を見せ、車いすから立ち上がって手を振られた。
この日の東京都心は終日晴れ渡り、最高気温は3月中旬並みの13・4度を記録した。天皇陛下はマイクを通じ「穏やかな新春を迎えました」とごあいさつ。さらに、「本年が国民一人一人にとり、安らかで良い年となるよう願っています。年頭に当たり、わが国と世界の人々の平安を祈ります」と語りかけられた。
新年の一般参賀で注目を集めるのが、「お長服(ながふく)」と呼ばれる女性皇族方の色とりどりのロングドレス。色が重ならないように事前に調整されるのが慣例といわれる。