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中国、MRJに負け惜しみ、ゼロ戦からめ揚げ足取りも…遅れとった韓国は自虐的に
こちらはエアバスA320やボーイング737と競合するとしており、「日本など端(はな)から相手にしていない」と言いたげだ。
日本の技術力の高さに危機感?
それでも、激しい市場の争奪戦を前に、中国もおとなしく黙っていられないのだろう。官製の中国メディアはMRJを「中国商飛に新たなライバル登場」と持ち上げつつも、その揚げ足取りに忙しい。機体や性能などについて正攻法で取り上げるのならよいが、どうも“別次元”であげつらっているのではないかと勘ぐってしまう。
というのも、例えば新華社は第二次世界大戦中の話まで持ち出す。三菱航空機の親会社の三菱重工業を取り上げ、「三菱重工は第二次世界大戦中、零式艦上戦闘機(ゼロ戦)を製造したことで有名だ。戦後も引き続き日本の軍需産業の巨頭であり続け、自衛隊の戦闘機F-15やその他の兵器を製造している」と強調する。
さらには、「安倍晋三氏が再び首相に就任した後、日本は数十年来守り続けてきた武器輸出の原則を放棄し、日本の軍需産業の強化に乗り出した」とも書く。
中国が日本の高い技術力に危機感を抱くのは理解できる。だが、ここまで書かれてしまうと、悪意があると感じざるを得ない。
永遠に『二流国家』に甘んじるしかないのか?
一方、MRJの初飛行成功に対する韓国の受け止め方は複雑だ。
韓国の経済専門紙、韓国経済新聞(電子版)は「中国と日本がジェット旅客機市場で迅速な動きを見せる中、韓国は第一歩も踏み出せずにいる」と自虐的に指摘する。
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