ミャンマー、初の路面電車運行 広島から中古車両
【ヤンゴン共同】ミャンマー国鉄は10日、最大都市ヤンゴンで、初めて路面電車の運行を開始した。広島電鉄が使っていた中古車両を導入した。日本政府も技術的な助言を行った。
ミャンマーでは鉄道の電化が進んでおらず、ディーゼル車が利用されてきた。国鉄は、ヤンゴン中心部の港湾近くで貨物用線路の電化工事を実施。運行区間約6キロを、旅客用の路面電車が走ることになった。さらに延長する計画もある。
近年の経済開放に伴い、ヤンゴンでは車が急増して渋滞が深刻化。公共交通機関の整備が急務で、日本の国際協力機構(JICA)も環状鉄道などの改修を支援する。