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【ビジネス解読】
和牛に対抗か? 韓国が「韓牛」輸出にご執心 でも「硬くてまずい」 しかも日本の輸入は口蹄疫の余波で…
ただ、韓国に年に何度も訪問している自称“韓国通”の女性会社員(51)は、「韓国で何度も韓国産牛の焼き肉を食べているけれど、一度もおいしいと思ったことがない」と証言する。先月、ソウル市内の高級焼肉店でランチを食べたとき、韓国産牛コースを最初頼んだら「店員に『硬いですよ』と何度も念を押された上、『この店のいちばん人気は生カルビですが…』と輸入肉のコースを薦められた。韓国人の間でも、韓国産牛は値段が高い割にまずいという認識のようだ」と話した。
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こんな意見がありつつも韓国は今、韓国産牛の独自ブランド「韓牛」の売り出しに懸命だ。
朝鮮半島にはもともと、“朝鮮牛”と呼ばれる褐色の在来の牛がいた。役畜目的の牛だったが、韓国では和牛に刺激されて、肉食専用へと品種改良された。黒毛が主体の和牛とは見た目こそ異なるものの、和牛と同じように上質の肉には“霜降り”がある。和牛を大いに意識したといえよう。ちなみに、熊本や高知のあか毛牛は“朝鮮牛”が混じっている。
昨年末には「韓牛」の肉の香港への輸出が決まり、海外進出が本格化しようとしている。韓国経済新聞によると、韓国産業開発研究院が報告書をまとめ、「1等級以上の韓牛は香港・北京・東京など北東アジア地域の主要都市を攻略すれば輸出に成功する可能性が高い」と分析した。
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