米長官、中国に対北朝鮮圧力要請
電話協議で緊密な連携で一致
2016年1月8日 10時23分
ケリー米国務長官、中国の王毅外相 【ワシントン共同】ケリー米国務長官は7日、北朝鮮による4回目の核実験を受けて中国の王毅外相と電話協議した。両外相は北朝鮮対応での緊密な連携で一致、ケリー氏は「これまで通りのやり方を続けるべきではない」として中国に北朝鮮への圧力強化を求めた。
6日に北朝鮮が「水爆実験」実施を発表して以来、米中外相の協議は初。岸田文雄外相も王氏と電話会談を行う方向で調整。北朝鮮に対する国際包囲網構築に向けた駆け引きが本格化している。
実効性ある制裁には、北朝鮮の最大貿易相手国で友好国の中国の動向が鍵を握る。日米両政府は中国に影響力を行使するよう強く求めていく意向だ。