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【スポーツ】

[サッカー]きょう決勝 国学院久我山・エース渋谷「自分が決めて勝つ!」

2016年1月11日 紙面から

国学院久我山の渋谷(左)は、決勝戦に向けたシュート練習で汗を流す=さいたま市内で(岩本旭人撮影)

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 サッカーの第94回高校選手権は11日、さいたま市の埼玉スタジアムで決勝・東福岡−国学院久我山(東京A)戦を行う。東福岡は1997年度(第76回)、98年度(第77回)大会で連覇して以来3度目の優勝、昨夏のインターハイとの高校2冠を目指し、国学院久我山は初制覇を狙う。両チームは10日、準決勝から中1日での決勝ということもあり、同市内で疲労回復メニュー中心の練習に汗を流し、決戦に備えた。

 決戦に向けて、国学院久我山のエースFW渋谷雅也(2年)には期するところが大いにある。準決勝の勝利に最も安堵(あんど)したのが渋谷。MF戸田佳佑(2年)の決勝弾の直前に絶好機を逃していただけに、胸をなで下ろした。

 MF名倉巧(2年)からのスルーパスでゴール前に抜け出し相手GKをかわしたが、シュートは枠に行かなかった。

 「動き出しからキーパーを抜くまでは本当に完璧だったのに、シュートのときに足を滑らせてしまったんです。チームにすごく迷惑をかけてしまったので、決勝では外さないようにしたいです」

 決勝進出でホッとした一方で、悔しさが募った。過去2戦が不発に終わっている分、決勝での活躍を自らに課している。

 「最後は『10番』らしく、自分がゴールを決めて勝ちたい」

 ここまで勝ち進めるとは考えていなかったというが、最後で負けてしまってはもったいない。

 「2番(準優勝)はあんまり覚えてもらえませんよね。優勝して世間に久我山の名をもっと知ってもらいたいんです」

 この大会では初の決勝だが、インターハイでは2000年に準優勝した経験を持つ久我山。「そのときの先輩たちを上回るには優勝するしかありません」と、エースが大一番を前に奮い立った。 (関孝伸)

 

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