【北京共同】中国外務省の華春瑩副報道局長は7日の記者会見で、北朝鮮の核実験に関し、中国外務省幹部が北京の北朝鮮大使館の責任者を呼び出し「中国の立場を詳しく説明した」と述べた。相手の氏名は明らかにしなかったが、池在竜駐中国大使に抗議したとみられる。

　2013年2月に北朝鮮が3回目の核実験を実施した際、中国側は楊潔チ外相（当時）が北朝鮮の駐中国大使を呼び、厳正な申し入れをしたと発表したが、今回は詳しい抗議内容を説明しなかった。中国側の度重なる呼び掛けにもかかわらず核実験に踏み切った北朝鮮を過度に刺激するのを避け、出方を見極めているとみられる。