長嶋氏と対面した野茂氏=ヤフオクドーム(撮影・中川春佳)【拡大】
プロ野球名球会は11日、ヤフオクドームで野球教室を開催した。ソフトバンク・王貞治球団会長や元広島監督・山本浩二理事長ら、球界で輝かしい成績を残している会員47人が少年少女に野球やソフトボールを教えた。
これまでは米ハワイ州ホノルルなどで総会などが行われており、今回の日本開催は初の試みとなった。野球教室を終えた山本理事長は「改めてこれだけのメンバーが集まってすごいと思います。壮観ですよ」と満面の笑みを浮かべた。
子供たちの笑顔にふれた王会長も「やってよかったなと思う。個人的にはこれからも国内でやるのがいいのかな、と思います」と手応えを口にした。巨人・長嶋茂雄終身名誉監督も登場。会員や子供たちと握手してまわるなど会場を盛り上げた。「これだけの選手が集まって、子供たちも多く、ファンも多くて、すごい野球教室になったと思います。来年、再来年も続けていきたい」と今後の継続へ意欲をみせた。
女子ソフトボール日本代表のメンバーも参加。2008年北京五輪で金メダルを獲得したときのエース、上野由岐子(ビックカメラ高崎)は「小さい頃に見ていた選手と同じフィールド、同じ講師という立場で、私にとってもうれしいこと。2020年東京五輪へ向けて、野球とソフトボールが一丸となってやっていきたい」と五輪の種目復活への思いを述べた。