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最近のインターネットは契約するだけで様々なキャッシュバックを受ける事が出来たり、インターネット開通工事の初期費用を無料にしている。
だが一方で、更新月以外での解約に解除料を請求したり、分割で支払っていた工事費用の一括返済が必要になっている。
こうしたメリットとデメリットは引っ越し前にきちんと把握しておく必要があるだろう。
インターネット(NTT)関連で引っ越し時にかかる可能性のある費用
引っ越し時にかかる可能性のある費用は
▶ 今まで使っていたインターネットを「解約」するか
▶ 住所変更手続きをしてそのまま「継続」するか
で異なってくる。
回線事業者はNTT(フレッツ光、フレッツADSL)、ソフトバンクBB(ソフトバンクBB、SoftBank 光)、KDDI(auひかり)、ソネット株式会社(NURO 光)等と多岐に渡るが、生じる料金の名目はあまり変わらない。
下記では多くの人が利用しているNTTを例に、引っ越し時にかかる費用を紹介したいと思う。
引越し時インターネットを「解約」した場合にかかる料金
引っ越し時に1度インターネットを解約した場合、料金としてかかる可能性があるのは
▶ 解除料
▶ 工事費用
の2つがある。
解除料
2年以上で契約している場合は違約金としての意味合いで請求される。他にも最近では2年毎にある「契約更新月」に解約しないと、2年以上継続利用しても請求されるケースがある。この費用はNTTフレッツ光では9500円である。
プロバイダではなく、回線事業者から請求されるのが普通だ。
工事費用
新規で契約した場合、インターネット開通のために必要な初期費用は無料にしているケースがほとんどだが、携帯電話の契約と同様に、月々の支払に含めて分割で数年間に渡り支払う契約になっているケースがある。2年間だったり、30ヶ月等、契約によって期間は異なるが、この期間が終えていない状態で解約すると、残りの料金を一括で請求される。
例えば、工事費用が4.8万円で2年間にわたりインターネット料金に含めて支払う契約になっていた場合で考えてみる。1年の継続利用でインターネットを解約した場合、半分の支払いしか終えていない。従って、解約時に2.4万円支払う必要性が出てくる。
契約によって異なるので、引っ越し時のインターネット解約でかかる費用は一概には言えない。
それでも具体的な金額をあげれば、引っ越してから2年以下で解約するなら
▶ 9500円+α(NTTの場合)
の費用がかかると考えた方が良いだろう。
更新月に解約したり、すでに解除料、工事費用が請求されない年月の間契約していれば費用の負担は0になる。
引っ越し時インターネット契約を「継続」した場合にかかる費用
インターネット契約を継続するなら解除料もかからないし、今まで住んでいた家のインターネット工事費用も月々の支払いに含まれているため引っ越し時に請求される事は無い。
ただし、引っ越し先の工事費用は別である。
引っ越し先が一軒家の場合はほぼ工事が必要だし、マンションの場合も派遣工事が必要な場合は1万円~3万円程度がかかる。すでに光回線を導入しているマンションでも数千円は必要になってくる。
一戸建てかマンション・アパートか、すでに光回線を導入しているか、地域の工事業者にもよるので必要になる料金にばらつきがはある。
それでも通常は派遣工事が必要な場合が多いため、数万円の工事費用を覚悟した方が良いだろう。
インターネットの手続きは引っ越しの際、どうすれば損しない?
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引っ越しにおけるインターネットの手続き
インターネットは引っ越し時に解約すれば光回線終端装置(ONU)の返却が必要になるが、継続しても引っ越し先に配送する作業は必要になるだろう。
引っ越しの際、どうすればお得?
2年以上契約している等、インターネットの解約で費用の負担が無い場合や途中解約による解除料として9500円程度がかかるだけなら引っ越し時は解約した方が良い。
新しく契約すれば新居での工事初期費用もかからないケースがほとんどで、かつ販売店サイトを通せば数万円以上のキャッシュバックを受ける事が出来るからだ。
プラスとマイナスを考慮すれば、新しく契約し直した方が良いだろう。
また、新居の住所がわかっている人は申し込みだけ先にしておいた方が良い。出来れば引っ越す2週間以上前に申し込みだけ行っておこう。引越し後に申し込みをするとネット開通までにしばらく時間がかかり、家にネットが開通していない期間が生じてしまう。
申し込みだけ早めに行えば、工事日のスケジュールを引っ越し当日にすることも可能になる。引っ越し当日であれば、ネットが使えない空白の期間を作らなくても済むはずだ。
2年前に比べると、月々の料金は更に安く、ネット速度が速い回線事業者も増えている。携帯電話の料金とセットで割引が効く回線事業者も多いので、キャッシュバックで貰える金額と月々の料金を比べながら新しい回線事業者を探すべきである。
インターネット乗り換えによる注意点や詳しい手続きの流れについては下記記事も参考に。
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