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【格闘技】

田中恒成「成人式は一区切り」

2016年1月11日 紙面から

成人式で出身の南ケ丘中学の同級生たちと写真に納まる田中(前列中央)=多治見市のバロー文化ホールで(生駒泰大撮影)

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 WBO世界ミニマム級王者・田中恒成(20)=畑中=が人生と2階級制覇への節目を迎えた。10日、岐阜県多治見市で成人式に参加し「成人式を一区切りと考えていた」と今週中にも練習再開の意向を明かした。

 昨年大みそかの初防衛戦は、相手ペースに苦しみながら左ボディー一撃で6回逆転KO勝ち。「ダメージはほとんど、いつも以上に、ない。試合内容も良くなかったし、早くリスタートしたい」。今後は階級を1つ上のライトフライ級に上げ、4〜5月に次戦を希望している。

 式では新成人代表であいさつ。王者と中京大2年生、二足のわらじの苦労を告白しながら「つらいことや緊張が歓喜やよろこびと共存することを学んだ」など20歳の心模様を率直につづった。

 日本人最速5戦目で世界を取り、最速の複数階級制覇も視界に入る。「ボクサーとしてだけでなく人間として成長し、多くの人に夢や活力を与えられるようになりたい」。肉体も鋭い感性も進化の途上だ。 (生駒泰大)

 

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