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増え続ける空き家を活かす!空き家バンクとは
総務省の調べでは、2013年10月時点で全国の空き家の数は820万戸、5年前に比べて63万戸も増えています。
全ての住宅に占める空き家の割合も、過去最高の13.5%に上昇。
地方では若者が進学や就職で都会に出て行き、親から引き継がずに使われないままの家が増えています。
さらに、1968年から住宅の数が世帯数を上回ったため、空き家の割合はますます増加。
現在の住宅着工や空き家の撤去のペースが続けば、15年後には住宅全体の4分の1が空き家になるという試算が出ています。
このまま増え続ける空き家を、私たちはいったいどうしたらいいのでしょうか?
そこで、空き家を地域活性に活かせないかと考えられたのが今回ご紹介する「空き家バンク」です。
空き家バンク制度
空き家バンクとは、空き家物件情報を地方公共団体のホームページ上などで提供する仕組みの事をいいます。
行政側では、地元の方々から広報誌やホームページなどで空き家情報を広く募集し、移住・交流希望者向けの物件情報を収集して提供します。
実は20年以上も前からこの制度は使われていましたが、全国に広がったのはここ最近の事。
移住・交流に対する世の中のニーズが広がってきているため、この空き家バンクが注目され始めているのです。
民間の不動産会社とは違い、地域への定住を狙いとしている制度のため、空き家バンク利用希望者にとっても移住・交流に対する真剣さが問われるものとなっています。
空き家バンクの特徴
・管理が自治体
見知らぬ土地に移住を決意する時、不安要素となる公共機関や生活情報についても、自治体職員がサポートし、教えてくれるので安心です。
そして自治体職員が間に入ってくれる事で地元の方々からの理解を得やすくなるというのも移住側のメリットと言えるでしょう。
・自分から動こう!
民間で管理している空き家情報なので、民間の不動産会社のように「ここはいかがですか?」「こちらの家も良いですよ」などと営業を受けられる訳ではありません。
行政ならではの信頼感がある一方で、利用者側には自分から探す、能動的な姿勢が求められます。
・貸家を見つけやすい!
田舎でなかなか見つからないのが、貸家物件。
民間の不動産会社には無いような物件情報も、地域への定住を目的としている空き家バンクでは見つかることが多いです。
空き家バンクを利用する心得
空き家バンク制度を利用する事はすなわち、地域の住民として生活をしていくための第一歩です。
移住希望者にとっては物件情報を見る前に、実際に地域に足を運び、自分に合った土地がどうかを見極める事が大切です。
地域の住民と実際に話して地域情報を得るなどしていく上で、本当に自分の求める田舎暮らしがここにあるのかを判断しましょう。
気になる家賃は?
通常の賃貸物件に比べてかなりリーズナブルな物件が多くなっています。
例えば、広島県尾道市の空き家バンクに登録されている物件の場合、家賃は月額1.5万~3万円程度。
空き家物件の場合、相場はあってないようなもの。
大家さんと入居希望者のマッチングは自治体がしてくれますが、「高い・安い」は当人同士の交渉になります。
まとめ
田舎暮らしやスローライフが注目される昨今。
広くて立派な家を安く借りられるだけでなく、地域に溶け込むためのサポートも期待できるのがこの空き家バンク制度です。
今ある資源を有効活用できるという意味でも、さらに広く認知されて欲しいですね。
田舎定住をお考えの際には、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?
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