トップページ国際ニュース一覧イエメン 「国境なき医師団」支援の病院に攻撃
ニュース詳細

イエメン 「国境なき医師団」支援の病院に攻撃
1月11日 5時35分

イエメン 「国境なき医師団」支援の病院に攻撃
k10010367301_201601110610_201601110611.mp4
内戦状態が続く中東のイエメンで、国際的なNGO「国境なき医師団」が支援する病院が攻撃を受けて4人が死亡し、政権側を支援するサウジアラビアと反体制派寄りのイランの対立が深まるなか、イエメンでの戦闘も一段と激しくなることが懸念されています。
イエメンでは、サウジアラビアを中心としたアラブ諸国の連合軍がハディ政権を支援しているのに対し、イランが反体制派を支援しているとされ、激しい戦闘が続いています。
現地で医療活動を続けている「国境なき医師団」は10日、反体制派が支配する北部のサアダ州で病院が攻撃を受け、少なくとも4人が死亡し10人がけがをしたと発表しました。けが人のうち3人は医師団のスタッフで、2人は重体だということです。
また、攻撃は発射物によるもので、当時航空機が上空を通ったものの、どこの所属かは分からないということです。
「国境なき医師団」は去年10月、サアダ州で運営する病院が破壊された際や、12月に南部のタイズの施設が攻撃を受けた際には、いずれもサウジアラビア主導の連合軍による攻撃だと指摘しましたが、連合軍は否定しています。
イエメンの和平に向けた話し合いは、政権側と反体制派にそれぞれ影響力を持つサウジアラビアとイランが外交関係を断絶したことで停滞が避けられず、戦闘が一段と激しくなり、犠牲者が増えることが懸念されています。

関連ニュース

k10010367301000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ