記事詳細
【追跡~ソウル発】
韓国“反日”検察の異常 「慰安婦」像に杭→日本人を名誉毀損で起訴
ソウルの日本大使館前に反日団体が違法に設置した「慰安婦」を象徴する少女の像に、「竹島は日本固有の領土」と書かれた杭を置き、映像をネットで公開した日本の政治団体の男性が韓国で起訴された。日本にいる男性が韓国側の召喚に応じる見通しはなく、公判は被告不在の“欠席裁判”となることは間違いない。現地の日本人の間では「そもそも像の違法設置が問題なのでは…」と、本末転倒の韓国検察にため息も漏れる。
韓国の聯合ニュースによると男性の起訴事実は、昨年6月19日午前、在韓日本大使館前に設置された像に「竹島は日本固有の領土」と書かれた杭を縛り付けた-などというもの。
ソウル中央地検の外事部長は聯合ニュースに「(日本統治時代に)日本軍の性的奴隷として連れられて行った慰安婦の名誉を傷つけた」として名誉毀損罪を、さらに「昨年9月、日本の金沢市にある韓国の独立運動家、尹奉吉の碑の前にも同じ内容の杭を立てた」として死者名誉毀損罪を適用したと話している。
ちなみに尹奉吉は1932年、上海で行われた天皇誕生日(天長節)の祝賀式典会場で手榴弾を投げて多数の日本人を死傷させ、日本で刑死した人物。世界の常識からみれば歴としたテロリストだが、韓国では「英雄(義士)」とされる。