当事務所では、2014年7月まで国税庁長官をされていた稲垣光隆氏を、本日1月19日付で顧問として迎えました。以下、稲垣光隆氏の入所のごあいさつを掲載いたします。
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このたび、顧問としてTMI総合法律事務所に入所することとなりました。
もともと法学徒ではありましたが、私にとりましては、法律事務所の仕事に携わるのは初めてのことで、少しばかりの緊張感と新しい仕事への期待感を持って顧問に就かせていただきました。
私は、1980年に大蔵省(現 財務省)に入省し社会人生活を始めましたが、以後昨年7月国税庁長官を最後に退職するまで、三十余年公務員として勤めてまいりました。その間、予算編成を初めとして、税の企画・執行、関税、国有財産、国際金融等幅広い分野を担当するとともに、日本銀行や在米大使館において得難い経験をさせていただきました。
公務員として仕事をする間も、勿論「法律に基づく行政」ということで、法律とは縁が切れなかったわけですが、税法等を除き、どちらかというとビジネス等の場面であまり関係してこない財政法などの専ら行政だけが係わる法律を扱うことが多く、今の立場でどのように役立てることができるのか、未だ模索しているところです。
今後は、財務・税務行政分野を中心とする今までの知識と経験を活かして、当事務所の弁護士、弁理士、スタッフをサポートし、クライアントの皆さんのご期待に当事務所がお応えすることに少しでも貢献できるよう、全力を尽くそうと考えておりますので、何卒よろしくお願いします。