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仕事

ボードゲームを制す者は人生も制す? 睡眠不足が招いた悲惨な連敗とは

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 睡眠不足の日には、頭がぼーっとして仕事がはかどらなかったり、ミスが多くなったりするのは、多くの人が経験していることだろう。私たちは寝ないと、どのような能力に欠けてしまうのか。ボードゲームを使ったちょっと面白い実験をご紹介しよう。

丸2日間眠らず、睡眠不足でボードゲーム

 アメリカのABCニュースの編集長は、自ら、睡眠不足がどんな悪影響を及ぼすのかをボードゲームで実験したという。丸2日間、寝ずに、いろいろなボードゲームをやってみたのだ。

 先に結果をお伝えしておこう。 彼が勝てたゲームは1つもなかった

睡眠不足だと「計画して実行」ができなくなる?

 「チェス」は6種類16個の駒を使って、敵のキングを追い詰めるゲームだ。6種類の駒の役割を理解して動かさなければならないので、どのように攻めるかを「計画」し、それを「実行」する能力…言い換えると「実行機能」が必要だ。

 時にはポーン(歩兵)を犠牲にしてキングを守らなくてはならないこともある。しかし、睡眠不足の状態で、ポーンを犠牲にして、動きの難しいナイト(騎士)を使って敵ラインに進入するという複雑なことをやれば、たちまち犠牲になる駒が続出してしまうだろう。結果は負けだ。

 この「実行機能」という能力は、前頭葉が支配している。睡眠不足だと、この実行機能が打撃を受ける。前頭葉に支配されたこの実行機能は、児童期から思春期にかけて上がるので、特にこの時期の睡眠不足は避けたい

睡眠不足で「意思決定」に問題が発生

 次は、不動産取引で資産を増やしていく「モノポリー」だ。土地を売ったり買ったり、借金したり、稼いだり。どのタイミングでどう決断するかが、ゲームの醍醐味(だいごみ)だ。

 元来、人には、多数の選択肢の中から、最大の効果が得られる最もいいものを選ぶ能力が備わっている。モノポリーではこの能力を使って、複数のホテルの不動産管理をするかどうか、一等地の土地を買うかどうかをよく考えて決めなくてはならない。

 しかし、睡眠不足だと、その能力を発揮できないのだ。もし、睡眠なしですべてを「決定」したら、破産は間違いないだろう。

「仕事」は「ボードゲーム」と同じ 睡眠は大切。

 人生を疑似体験しながら億万長者を目指す「人生ゲーム」では、人生の浮き沈みに対して、感情が安定していないと負ける。また、特定の色と場所に手や足を置く「ツイスター」では、姿勢のバランスが必要だ。いずれも睡眠不足がすべてを奪ってしまう。

 かくして、編集長はチャレンジしたすべてのゲームで敗退、あるいは破産の憂き目を見た。

 この実験は、睡眠不足ではゲームに勝てないことを教えるためのチャレンジではない。睡眠が不足すると判断能力に欠け、体のバランス感覚が衰えること。さらに、ゲームに勝つのに必要なこの能力は、仕事や運動、勉強にも必要であることを教えてくれている。仕事がデキル人になるためには、睡眠はやっぱり必要なのだ。

参考:Do Not Pass Go: How Board Games Can Reveal Just How Sleep Deprived You Are http://abcnews.go.com/Health/pass-board-games-reveal-sleep-deprived/story?id=35311605
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