平昌五輪: 深刻な客室不足、8000人以上は他地域で宿探し

■予想される江陵市内の交通渋滞

 交通インフラ改善の核心となるのは総額5兆4000億ウォン(約5300億円)の予算が投じられる韓国高速鉄道(KTX)の原州-江陵間(全長120㎞)と、第2嶺東高速道路(広州-原州、全長57㎞)の新設だ。KTXは先月、最大の難関といわれていた大関嶺トンネルの貫通作業が終わるなど、順調に工事が進んでいる。完成すれば、ソウル清涼里駅から江陵駅まで鉄道でわずか1時間12分(従来は5時間47分)で結ばれることになる。車の場合、ソウル-原州間が従来の77分から54分に短縮される見通しだ。

 問題は江陵市内の交通事情だ。平昌・旌善の両郡とは異なり、敷地確保の難しい江陵市には観戦客用の大型駐車場を建設するのは困難だ。その代わり市内16か所に(シャトルバス乗り換え用の)小規模駐車場を建設する計画だ。ただし駐車場があちこちに点在することになるため、交通渋滞は免れない。組織委のユン・スングン輸送交通局長は「車両2部制(ナンバープレートの奇数・偶数による車両規制)を実施するとともに、公共交通機関の利用を呼び掛けるキャンペーンを繰り広げる予定だ」と述べた。

オ・ユギョ記者
前のページ 1 | 2 | 3 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • 平昌五輪: 深刻な客室不足、8000人以上は他地域で宿探し

right

関連ニュース